あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
作品レビュー(7件)
- 一人旅
4.0点
デヴィッド・ダーストン監督作。 NY州にある人口50人未満の小さな田舎町を舞台に、都会からやってきて好き放題暴れ回っている8人組の悪魔崇拝ヒッピー集団に復讐するため、少年が自家製ビーフパイに狂犬病の犬の血を注入して彼らに提供したところ、それを食べたヒッピー達が次々と発狂していき、さらに彼らに襲われたダム工事作業員達も次々狂犬病に感染、人々を襲い始めていく様子を描いたパニックホラーとなっています。 口から泡を吹きながら白目を剥いて斧を片手に襲い掛かってきたり、生きたまま四肢を切断されたりといったショッキングな映像と不協和音のような独特の音響が鮮烈な70年代B級カルトで、本作はゾンビ映画等のいわゆる集団感染発狂物の最初期に位置するパニックホラーの怪作であります。 蛇足) 鶏の首チョンパ、ネズミの大量吊るし焼き、地面を引きずられる山羊の死体…と動物の残酷な殺生&死体の光景が劇中映りますが、どう見てもそれらが“本物”にしか見えないのが実は一番気になるポイントです…。
- なんかおくれのおじさん
1.0点
一部カルト的な人気のあったらしい作品。ただ申し訳ないけれど全く面白くなかった。 見たい所はカットで誤魔化したり グロも造形もお化け屋敷レベル。 何より血の色が70年代の朱肉色で 興醒め。 マニア受けするには何か得るものがあるかとしっかり早回しせずにじっくりと見たけれど3倍速で十分でした。
- bakeneko
5.0点
ネタバレ一番の悪者は…
このレビューにはネタバレが含まれています。 - illbeback1229
1.0点
本作も新宿で行われている「カリコレ」の作品の1つだが、新作ではなく現在でもカルト的な旧作の1つとして上映された。 さすがカルト的であるが故に満席状態だった。 自分もホラーファンなのに本作を知らなかったのは恥ずかしかったが「カリコレ」公式サイトの作品紹介で気になったので鑑賞。 さすが画像がリマスターされていても1970年に公開された作品なのでオープニングで「グラインドハウス」の映像が出た時は懐かしさを感じた。 内容はサタンの息子を名乗るヒッピー集団への復讐の為に小さな男の子がミートパイに狂犬病になった犬の血を混ぜた事で、そのヒッピー集団が狂犬病になってしまい口から泡をふいてゾンビみたいに人々を襲うと言った話。 公開当時はこれが恐かったのかもしれないが、現在になって観てみると彼らの素晴らしい「大根役者」の演技やありえない展開、狂犬病になった彼らの表情や動きは申し訳ないが笑いしか出てこなかった。 事実、自分が観た回は狂犬病が発症してからは恐い映画のはずなのにコメディ映画を観ているかのような大爆笑が止まらず、その大爆笑ぶりに上映終了後に拍手喝采になったほどだ。 グロシーンは1970年作品としてはまあまあと思わせるが、この時代は現在のように動物愛護にうるさくなかったから、作中では平気で動物を本当に殺したり焼いたりしてるので自分にとってはそっちの方がグロかった。 ホラーファンとしてカルト的作品を観る事が出来たので、作品の内容や総合的な評価としては最低なランクだが満足もしてます。 またゲームセンターで聞こえてきそうな変な音楽や効果音みたいなのも時代を感じた。
- pip********
1.0点
ある日のこと。 過疎の村に極悪ヒッピー集団がやってきました。C級ホラーなのでもちろん彼らにLOVE&PIECEの精神はなく村で暴虐の限りを尽くします。私たちは当然「そうかこいつらが処刑軍団なんだな。」と判断し、さあ血わき肉躍る処刑シーンはいつから始まるのだろうとわくわくするのですが・・・ そんな私たち善良な観客を差し置いて映画は妙な方向に進んでゆきます。家族をボコボコにされた少年は奴らをやっつけようとしてライフル片手に出動しますが、途中で何故か狂犬病の犬に遭遇します。 「ごめんよ、ジョン。いや、ポチだったかな。許しておくれ。」少年は涙を飲みながら、古代メソポタミア文明の頃から人類に奉仕してきたこの生物を射殺します。 その瞬間、少年の幼い脳に天啓のようなアイデアが閃きます。 「そうだ!このジョン、いやポチの血を食べ物に混ぜて、奴らに食わせよう。こりゃヒムラーも思いつかない最強の作戦だぞ。」 少年は犬の死体から血を採血し、マチャアキのようなテクニックでミートパイを完成しヒッピー集団に食わせる事に成功します。さあ、ショータイムです。狂犬病に罹患したヒッピー君たちはたちまちゾンビのようになり、まるで「アリの巣ころり」によって罪のないアリさんを片っ端から殺しまくる小林製薬のような凶悪さで虐殺を開始します。もちろん罪のない村人たちも次々と犠牲になり、「こんな時、村にパスツールさいてくれたらえがったのにのう。」みたいな事を英語の方言で言いながら死ぬか感染してゆきます。 しかしちょっと待て。それは殺戮ではあっても処刑ではないぞ、という矛盾に私は気づきました。ていうか、ザップってなんだよ。 そしていよいよ少年の命運も尽きるか、という時に警官隊が駆けつけ、感染者たちを射殺してゆきます。そうか、処刑軍団というのはヒッピーたちではなく、警官隊の事であったか、なんと見事な反語的邦題であろうか。熱い涙を流している間に映画は終わります。「ザップ」とは何であったか、という謎を残しつつ・・・ ※適当な記憶で書いているので参考にしないでください。
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