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処刑軍団ザップ (1970)

I DRINK YOUR BLOOD

監督
デヴィッド・ダーストン
  • みたいムービー 5
  • みたログ 43

2.67 / 評価:27件

見事な反語的邦題。

  • 二酸化ガンマン さん
  • 2015年2月8日 21時53分
  • 閲覧数 979
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

ある日のこと。

過疎の村に極悪ヒッピー集団がやってきました。C級ホラーなのでもちろん彼らにLOVE&PIECEの精神はなく村で暴虐の限りを尽くします。私たちは当然「そうかこいつらが処刑軍団なんだな。」と判断し、さあ血わき肉躍る処刑シーンはいつから始まるのだろうとわくわくするのですが・・・
そんな私たち善良な観客を差し置いて映画は妙な方向に進んでゆきます。家族をボコボコにされた少年は奴らをやっつけようとしてライフル片手に出動しますが、途中で何故か狂犬病の犬に遭遇します。
「ごめんよ、ジョン。いや、ポチだったかな。許しておくれ。」少年は涙を飲みながら、古代メソポタミア文明の頃から人類に奉仕してきたこの生物を射殺します。
その瞬間、少年の幼い脳に天啓のようなアイデアが閃きます。
「そうだ!このジョン、いやポチの血を食べ物に混ぜて、奴らに食わせよう。こりゃヒムラーも思いつかない最強の作戦だぞ。」
少年は犬の死体から血を採血し、マチャアキのようなテクニックでミートパイを完成しヒッピー集団に食わせる事に成功します。さあ、ショータイムです。狂犬病に罹患したヒッピー君たちはたちまちゾンビのようになり、まるで「アリの巣ころり」によって罪のないアリさんを片っ端から殺しまくる小林製薬のような凶悪さで虐殺を開始します。もちろん罪のない村人たちも次々と犠牲になり、「こんな時、村にパスツールさいてくれたらえがったのにのう。」みたいな事を英語の方言で言いながら死ぬか感染してゆきます。
しかしちょっと待て。それは殺戮ではあっても処刑ではないぞ、という矛盾に私は気づきました。ていうか、ザップってなんだよ。
そしていよいよ少年の命運も尽きるか、という時に警官隊が駆けつけ、感染者たちを射殺してゆきます。そうか、処刑軍団というのはヒッピーたちではなく、警官隊の事であったか、なんと見事な反語的邦題であろうか。熱い涙を流している間に映画は終わります。「ザップ」とは何であったか、という謎を残しつつ・・・

※適当な記憶で書いているので参考にしないでください。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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