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白雪姫 (1937)

SNOW WHITE AND THE SEVEN DWARFS

監督
デヴィッド・ハンド
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3.87 / 評価:201件

世界初のカラー長編アニメーション映画

ディズニーの長編映画第1作目であり、世界初のカラー長編アニメーション映画。ディズニー初の長編映画というだけでなく、アニメ史に残る傑作として知られる。
アニメーションらしいデフォルメされた、動物や小人たちの動きには躍動感があり、その点も見事というほかにない。彼らの動きにより、全般的に映像の中には楽しい雰囲気が出されている。森に逃げ込んだ白雪姫が(このときの恐怖を覚える描写もすばらしい)、動物たちと親しくなるシーンの明るい雰囲気は見ていて幸福な気分になるし、歌いながらの家事も微笑ましくノリノリな気分になることができる。勿論動物だけでなく、コミカルな小人たちの描写も見事だ。有名なハイホーの歌といい、後半の楽しいダンスと歌のシーンといい、小人たちのキャラクターが前面に出ており、うきうきとした気分で映像を体感することができる。この雰囲気をつくり出したセンスは並大抵のものではない。

既に公開か70年以上を経過しているのに、まったく古さを感じさせず、いまでも映画関係者にとっては見習うべき点が多いのではないだろうか。センスと技術でここまで傑作に成りうるかととにかく驚くばかりだ。名作と言われる理由も納得の素晴しい作品である。
しかしこの作品が公開された1937年は、日本が日中戦争という泥沼の中国戦線に足を踏み入れていた時期だ。これだけのものをつくりうる余裕のある国にそりゃ勝てるわけないよな、とつくづく思う。
日本での公開は西ドイツ(当時)と並んで1950年と、各国に比べて遅い方だが、第二次世界大戦以前にこれ程質の高いアニメーションを制作していた事実とアメリカの圧倒的国力に驚愕したという。昔のフィルムとは思えない「驚きの鮮やかさ」
何事も、先鞭をつけるということは、尋常ならざる労苦が必要らしい。世界初の長編カラー・アニメ映画をディズニーが製作した際、ウォルト・ディズニーに浴びせられた言葉とは、「偉大なる道楽」だった。

詳細評価

物語
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