反面教師
- koomaachan さん
- 2011年11月6日 9時54分
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有楽町でリバイバル上映をやっていたので、つい観てしまいました。
「教師と女生徒の禁断の愛」古今東西みんな大好きなテーマですね。
「人が人にものを教える」って最高にエロティックな行為なんだと思います。
特に教師が全人格をかけて本気で教え、生徒が本気で受け止めた場合は…。
そこに愛が生まれることは何の不思議もありません。
だからこそ教師は魅力的な職業なのだと思います。
「さすがフランス人」という受け止め方もあるようですが、
私はそうは思いませんでした。
現代の日本でも、どこでも起こりうる普遍的なテーマだからこそ、
これだけ繰り返し映画やドラマになるのでしょう。
17歳のヴァネッサ(役名は何だっけ?マティルダ?)の愛情は、
やっぱり子どもっぽくて、利己的で未成熟です。
大人の愛は、相手の立場や幸せをもっと考えるものです。
でも、のめり込んでいくさえない中年男の気持ちも、恐ろしいくらいわかります。
ただこの中年教師、相当間抜けです。そうじゃないと物語が成り立たないのですが。
今だったら自宅の電話番号は絶対教えないでしょう。
無言電話があれだけかかったら、電話番号を変えてもらうでしょう。
今は、携帯やメールがある分、問題はより複雑ですが…。
教室でアレはまずいでしょう。よく左遷で済みました。
今の日本なら間違いなくくびです。
周りの生徒たちや奥さんも、異様なまでに彼の行為に寛容です。
最後にあんなことになったなら、彼はもはや教師を続けられないでしょうし、
一生心の傷になるでしょう。家庭も崩壊したし…。
そこまで、人生を狂わせるだけの価値があったのかな?
全国の高校教師は反面教師として本作品を見ておきましょう(笑)。
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