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シンシナティ・キッド (1965)

THE CINCINNATI KID

監督
ノーマン・ジュイソン
  • みたいムービー 47
  • みたログ 469

4.24 / 評価:115件

愛すべき映画

  • ssp***** さん
  • 2018年5月26日 16時58分
  • 閲覧数 105
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

Man  Kid
♢8   ♧10 (kid レイズ$500→Man コール)
♢Q   ♤10(kid レイズ$1000→Man レイズ$1000→kid コール)
♢10 ♧A(kid $3000→Man コール)
♢9   ♧A(kid チェック→Man $1000→kid全額$3500→コールして更に$5000レイズ)

この勝負の醍醐味は2つある。
1つ目は、kidが全額$3500をレイズした後、Manが「Aに助けられたか」と言葉でkidの心理を揺らした点だ。自分がストレートフラッシュが完成していて、例えkidがフルハウスであっても100%勝ちが確定しているのにも関わらずだ。
自分があたかもフラッシュであると匂わせる、クセ球の一言。

もう一つの醍醐味は、最後にmanが5枚目のカードを「先に開いた」シーンだ。オープニングのニューオリンズのポーカーシーンで相手のブラフを見破り「8のペア」で勝った場面、この時 kidは最初にカードを開いた。つまり最初にカードを開くという行為は、完全にこの勝負をコントロールした(読みきった)事を意味していて、相手に対して完全なるマウント的行為なのだ。だからManは最初にカードを開いたのだ、「俺が1番で、お前は2番だ!」と思い知らせる為に。

「ストレートフラッシュ vs フルハウス」
それが偶然にも重なった。所詮偶然のように思えるが、いやそうではない。
真の王者は、この偶然を引き寄せる力を持っていると、manもkidもギャラリーも全員知っていて、この瞬間 kidはmanに一生涯勝てない事を悟るのだ。
何とも痺れる結末、技術ではなく、強運の星の下に産まれたかどうか こんな曖昧な事が二人の間に違いを生んだ試合終了時の明暗具合。

私にとって、大好きな映画はいっぱいあるが、この「シンシナティ・キッド」は特別な映画です。愛すべき映画といったらいいのかな? 街の雰囲気、スティーブ・マックイーンの魅力、細部まで拘ったギャンブラーの習性や手さばき、無駄のないシンプルなストーリー展開、もう完璧です。ラストシーンは、プロデューサーに追加させられたらしいですが、いつの時代でも、プロデューサーってのは偉ぶるだけのポンコツです。学生時代にTVで放送された時にみた時は、ちゃんとラストシーンをカットしてあって、なかなか粋な事やりますね。最初に見たのがTVで良かった。

詳細評価

物語
配役
演出
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音楽

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