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スキャンダル (1989)

SCANDAL

監督
マイケル・ケイトン=ジョーンズ
  • みたいムービー 5
  • みたログ 24

2.71 / 評価:7件

大学で学んだ“ヘビー・ペッティング”

  • CONRAD さん
  • 2010年10月10日 19時53分
  • 閲覧数 1092
  • 役立ち度 6
    • 総合評価
    • ★★★★★

この映画「プロヒューモ事件」の謎に迫る映画ではないので、事件について予備知識がなくても観賞に耐えうる。
ただし映画の内容をスムーズに理解するための助けとして、事前に「プロヒューモ事件」について知識を持っていた方がいい。
私自身この事件について知識は全くなかったが。
世間ではこんな有名な事件知ってて当然なのかしら???


1961年イギリス。
保守党政権時の陸軍大臣であったジョン・プロヒューモは、知人で整骨医であるスティーヴン・ウォード博士から、美しい女性クリスティーン・キーラーを紹介される。
やがて陸相であるプロヒューモはキーラーと肉体関係をもつ。
妻子ある現役大臣と若き美しいヌードモデルの性的関係は噂され、やがてマスコミはスキャンダルを嗅ぎつける。
キーラーの口から、プロヒューモと性的関係をもっていたのと同時期に、駐英ソ連大使館付海軍武官であるエフゲニー・イワノフ大佐との性的関係を続けていたことが明らかになる。
当時は冷戦の真っただ中。
イワノフはソ連からのスパイでは?
だとしたら英国陸相とソ連のスパイが同じ女性を同時期に共有していたということに。

プロヒューモは彼女に何をしゃべったのか?
ソ連側へどのような情報が漏れたのか?


真相が発覚後、プロヒューモは辞任。
世紀のスキャンダルにイギリス議会は混乱。
当時の首相マクミランの責任問題にまで発展。
マクミランは健康上の理由で辞意を表明。
1964年の総選挙で保守党は労働党に敗北。

キーラーは法廷での偽証罪で投獄。
その後も好奇の目にさらされて生きることを余儀なくされる。
実はキーラーはプロヒューモやイワノフと性的関係を持ち続けている間、2人を紹介したウォード博士と同棲していた。
全てを知っていたウォード博士。
ウォードは売春斡旋罪で起訴。
その後自殺。


この映画の主題はこんな事件の顛末ではなく、ウォードとキーラーの関係についてである。
この事件背景を知った上で、ウォードとキーラーの物語を見てみると、この映画から深い何かが読み取れる。
まるでソダーバーグ監督の映画「ガール・フレンド・エクスペリエンス」を観ているかのようであり。
その歪んだ愛のカタチは、心の奥底からの寒気を感じさせる。
実はとても切ない映画であって。

地位と贅沢できるお金と権力を行使できる友人を手に入れた。
快楽を求めるならば、欲しいものは思いのまま。
だが愛とは?
誰かを愛したことがあるのか?
窮地のときに誰か救ってくれるのか?


ウォード博士はそのモテっぷりで若い女性を次々にたぶらかす。
テクニックは、ポリネシアン・セックスではなく、ヘビー・ペッティングだったそうな。

THE CINEMA

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