大きすぎる代償
- カーティス さん
- 2016年1月25日 0時13分
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続編制作のめどがたたないまま撮影された前作。ヒットしたため続編制作決定!しかしスポックは死んでいる!どうしよう!?というわけで作られたのがこの作品。
ラストのスポック復活シーンを撮るために作られたような映画なのですが、それだけでは100分ももたないので、グリンゴンとの対決や惑星ジェネシスの崩壊といった要素を盛り込んではいるのですが、正直どれも中途半端で物足りないです。
魅力的なバード・オブ・プレイとの戦闘はやけにあっさりしているし、ジェネシス崩壊は緊迫感もスケールもいまひとつだし…なによりマーカスの死とエンタープライズ自爆という展開がとってつけたような感じがして、必要あるのかなぁ?と思ってしまいます(一応、後の作品でフォローはあるんですが)。とくに前者は演出がとても雑でしたし。なにより、スポック1人を助けるために息子も戦艦も失うという展開が物語を必要以上に暗くしているように思えてなりません。スポックは確かに重要なキャラではあるのですが、彼を救うために払った代償が大きすぎるうえに、描写が軽いのでどうにも納得しづらいのです。
まあ、色々な要素を詰め込んであるおかげか退屈こそしませんし、なんだかんだでスポックが復活するのは嬉しいしで、不満はあるけど嫌いではない。そんな作品ではあります。大甘で星3つ。
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