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ストーカー

ストーカー

STALKER/СТАЛКЕР

163

fan********

5.0

ゾーンに踏み込んでしまった一人

このDVDのおどろおどろしい表紙で損している気がする… なんだか持っていると、友達によく誤解されます。 ストーカーと言ってもストーカー行為のストーカーではありません! ストーカーとはゾーンと呼ばれる場所の案内人なのです。 「そこへ行った人間は誰も帰ってこなかった。 しかしその奥にある部屋ではどんな望みも叶えられるという。」 出てくるのは水と、火と、緑と、廃墟。 たまりません。 わたしはこの作品の圧倒的な映像美に魅せられて、 (それと全然意味がわからなくて、途中眠くて寝てしまうから…w) 何回も見てしまいました。 わたしにとってタルコフスキー初体験の作品でした。 それからというものタルコフスキーのイチ信者に。 (もうちょっと深読みすると、ゾーンと呼ばれる区域はどうしてもチェルノブイリを想像してしまうのです。廃墟と化した工場、汚染された水、張り巡らされた鉄条網や厳重な警備、どれもこれも秘密が語られない。もしやこれは暗喩?と思って調べてみました。しかし、チェルブイリの原発事故が起きたのはこの映画が作られた1979年の六年後、1986年なんですね。あれ~?) 宗教的な意味合いも多分に含んでいるように思われます。 ともあれ、一人一人の解釈で自由に見るのが一番だと思います。 水の滴る音がまだ耳に残っています。草木を踏みわける音と小鳥のさえずりも。 また繰り返し見るんだろうな。 これを語れる自信はまだありませんけど今日も「ストーカー」という言葉を誤解されたので、勢いでレビューを書いてしまいました。ふう。

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