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スパイクス・ギャング (1974)

THE SPIKES GANG

監督
リチャード・フライシャー
  • みたいムービー 5
  • みたログ 26

3.60 / 評価:10件

悪に染まりきれなかった若者の悲哀。

  • mal******** さん
  • 2011年1月30日 14時41分
  • 閲覧数 622
  • 役立ち度 6
    • 総合評価
    • ★★★★★

西部劇映画といえば、登場する主人公達の男らしさ、観終えたあとの爽快感が当たり前のものでしたが、それは1960年代くらいまでのお話。1970年代になるとニューシネマの影響から、単純な男らしさや勧善懲悪の世界に疑問を持つ映画や、よりリアルに人間の生死も深く描かれる映画が数多く登場した気がします。

本作「スパイクス・ギャング」もまさにそのタイプの映画。瀕死状態のギャングの男を助けた純真な少年3人が、その男の憧れて放浪の旅に出て、現実世界の厳しさを知るというほろ苦い西部劇です。

3人の少年を演じるのは「おもいでの夏」のゲイリー・グライムス、現在は大御所映画監督のロン・ハワードとチャールズ・マーティン・スミスの「アメリカン・グラフィティ」コンビ。そんな彼らの憧れの対象の男を鬼軍曹っぽいリー・マーヴィンが演じております。

憧れと言っても、スパイクなる男はお尋ね者のギャング。映画は終盤に向かう毎に、血生臭さとアウトロー世界の虚しさを描いています。思い描いていた夢の世界を悪いと知りつつもも、自ら破壊して神に許しを請う3人の姿が痛々しいです。なので決して爽快感はありませんが、悪に染まりきらずにこの世を去った3人に安堵感を覚える、まさに異色の西部劇です。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 悲しい
  • 勇敢
  • 切ない
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