RAIN

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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(4件)


  • bakeneko

    5.0

    ネタバレシカタガナイ

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • Kei.Yk.

    4.0

    我々は何か誤解しています

    モームという作家は、ゴーギャンをモデルとした「月と6ペンス」を書いたように南洋系を書いた人。一時代前のコンラッドや一時代後のグリーンとも違う何かしら今日的な啓示を持つ原作である。宗教者の意外性は意外性として(他を顧みない自己陶酔?などなど)別に扱うにしても、人生の閉塞感を感じた女性が神の名を口にして光の世界を垣間見ようする「意外性」は今日カルト教団が行ってきたことと近しいものを感じる。そして神の栄光と背理は人間には神(紙)一重であり、背理へ向かった者はキリスト教徒が忌むべき自らを罰する道しかない。一方残った女は人生の別の道を歩むべく去っていく。現代でこの映画をリメイクするとしたら最後の男と女の場面をどう描くであろうか?果たして、今の若い人たちに理解できるかなあ? 私ごとであるが出身大学が宗教法人ぽいところだったので、神父の教授が授業でもモームとこの映画をいまいちと言っていた理由がわかった。彼には後味が悪かったのでしょうが、女性の立場から見たらきっと心に残る映画かも?

  • e_s********

    4.0

    キリスト教… 考えさせられる

    ジョーン・クロフォードと言えば、『何がジェーンに起こったか』が、すぐに思い浮かんでしまう 私の中で、強烈だったから~ そんなジョーン 遡ること、約30年 独特の顔立ち、特にあの目はインパクト大 嵐やコレラで南国の島に足留めくうご一行 キリスト教の宣教師と売春婦 セリフにもあるが、まさに、水と油の2人… どちらが勝つのか見入ってしまう(^_^; ただこの作品、キリスト教に嫌悪感覚えるのも確か! ずっと、うっとおしい雨が降っている… ラストに、太陽が! 果たして、太陽拝めたのは、どちら…?

  • pin********

    4.0

    狂信者の破滅。

    雨の降りしきる南海の孤島。 船員のコレラのために、足止めを食らう乗船客ら。 その中の宣教師夫妻は、背徳的な商売(売春婦でしょうね)をするサディ・トンプソンを嫌い、彼女を本国に強制送還させようとします。 この映画に登場する宣教師、デイビッド師はいかにもアメリカ的な狂信者。 自分だけが正しいと信じ、他者の痛みなど理解しようとしません。 そんな狂信的な偽善をすでにこの時代に描いていたんですね。 同じ、サマセット・モームの原作を映画化した、『痴人の愛』でも、破滅的な女性が主人公となっていました。 『痴人の愛』では、主人公の女性が破滅していくだけで終わっていたのですが、こちらでは偽善的な狂信者がこの女性の策略で破滅していきます。 悪女が悪女として生きるのには理由があるはずです。 狂信者の破滅を描いたこの作品は、『痴人の愛』よりも訴える力があるように感じました。 雨を表現する冒頭の映像。 全編にわたって降り続ける雨の描写。 テーブルを囲む登場人物たちを回り込んで映し出すカメラワークなど印象的なシーンの多い作品でした。 もともとは舞台で記だったもののようですが、「セントルイス・ブルース」の音量の変化や、サディの2度の登場シーンでのクローズアップの手法など、映画であることを強く意識させる作品でした。

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