リック・モラニスの存在感が光る
- カーティス さん
- 2020年7月19日 21時07分
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スターウォーズを徹底的にパロディにしたSFコメディ。基本のネタはスターウォーズですが、猿の惑星や2001年宇宙の旅、エイリアンに宇宙大作戦などなど、ヒットしたSFものを茶化したネタがてんこ盛り。
パロディ映画にしてはかなり本格的な作りで、とくに特撮にこだわりを感じます。本家スターウォーズには及ばないものの、なかなかの迫力。とくにメイドさんロボに変形するスターデストロイヤーもどきのシーンはネタ抜きでカッコ良い!!
そんな羽振りの良さとは裏腹に、内容そのものはパンチに欠ける印象があります。ネタに出来不出来があるのはコメディ映画につきものな問題なので仕方がないことではあるのですが、つまらないネタをチャラにできるだけの勢いの良さに欠けているというのが正直な感想です。好きなネタは本当に好きなんですけどね…。
そんな本作でひときわ目立つのがリック・モラニス演じる悪の枢機卿ダーク・ヘルメット。ダースベイダーのパロディキャラなのですが、威厳もへったくれもないちっこい見た目がインパクト大。頻繁にフェイスオープンするヘルメットや、フォースならぬシュワルツを部下の股間に直撃させる情けない姿はかなり印象的。正直、本作の監督兼出演もこなしているメル・ブルックスを完全に食ってしまっています。部下であるカーネル・サンダースとの職場漫才も楽しく、なかなか素敵なキャラクターでした。
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