ここから本文です

スローターハウス5 (1972)

SLAUGHTERHOUSE-FIVE

監督
ジョージ・ロイ・ヒル
  • みたいムービー 58
  • みたログ 236

3.57 / 評価:99件

「分かったふりするな!」

  • shinnshinn さん
  • 2017年7月17日 17時10分
  • 閲覧数 3060
  • 役立ち度 6
    • 総合評価
    • ★★★★★

まあ、他人様にオススメ出来るような映画ではございません。

本作に星5つを付けると「分かったふりするな!」と叱られそうなのだけれど、実際分かってません(笑)。分からなくても、なにか好感の持てる映画ってあるじゃないですか。ただただ退屈で、観るのが苦痛という訳でもないのは(例え理解出来なくても)、そこに非凡な雰囲気を感じるからです。二度三度と観返すと、何か発見があるかもしれない(ひょっとすると、傑作なんじゃないのか)。ほぼ無名の役者を起用しているところに、監督の心意気がうかがえる(ただし、その起用が成功しているかどうかは意見の分かれるところだけれど)。


言えるのは、根底に優しいまなざしがあるのと、カット割りや風景の切り取り方だけでも、並みの監督さんじゃない才能を感じます。


おそらく興行的には失敗だったのかもしれませんが(未確認です)。あまたの1、2年経過したら、すっかり忘れてしまうような映画とは一味違う。一流監督だけがもつ感性とでも言うか・・・そんなもんを感じます。


題名の「第五屠殺場」は、主人公のいたドレスデンの捕虜収容所の場所だったんですね。


ラストの異星人の動物園がシュールで、一組の人間のツガイという概念が、不思議と不快ではありません。


「明日に向かって撃て!」(69)の大ヒットに気をよくして、監督独自の感性で思いっきりやりなさったのだろうけれど、やはり一般受けはしなかったと推察。そこまでならありがちだが、翌年にまた超娯楽作の「スティング」(73)を撮ってアカデミー作品賞をかっさらって行くあたりのそのすごさ、その頭の柔らかさ、軌道修正能力の高さには舌を巻く思いです(ちなみに、72年ゴッドファーザー、73年スティング、74年ゴッドファーザーPartIIとあの頃のハリウッドはまさにゴールデン・エイジだった)。


ジュリー・アンドリュースを使った「ハワイ」(65)と「モダン・ミリー」(66)も機会があったらいつか観てみよう。最高傑作「サウンド・オブ・ミュージック」(65)のあとだから難しいと自分は見ているのだけれど。実際ヒッチコック師匠ですら「引き裂かれたカーテン」(66)は少し外し気味だった。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 未登録
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ