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聖なる酔っぱらいの伝説 (1988)

LA LEGGENDA DEL SANTO BEVITORE/THE LEGEND OF THE HOLY DRINKER

監督
エルマンノ・オルミ
  • みたいムービー 49
  • みたログ 127

4.08 / 評価:53件

無にすることは美ではないはず・・・

  • movie oyaji さん
  • 2009年12月25日 23時03分
  • 閲覧数 1191
  • 役立ち度 14
    • 総合評価
    • ★★★★★

教会に“ワイン”だからこの酔っぱらいは伝説にもなろう
よくいう日本人の感性に響く設定なんだな
このくすぶった雰囲気は邦画では醸し出せない情景なんだよ
さしずめ、神社の境内で一升瓶じゃあ絵にもならんと言うことだな

様々なるジャンルの作品の中で、雰囲気を味わう映画に出会えると嬉しくなるね
本作品など典型で、主人公はグラスに注がれるワインに酔うが、我々鑑賞者は場面場面の雰囲気に酔ってくるんだよね~しみじみと

アンドレアス、浮浪者であり酔っぱらいでありこの作品の主人公である
しかし私の知る酔っぱらいとはちょっと違う、この男には自尊心があって欲がちっともねえんだな


ある時、返せる時でいいからとお金を借りるところから一人の浮浪者に奇跡が舞い降りる
観ようによっては些か都合が良すぎるんじゃねえのかい
とまあ、突っ込みたくなる出来事が次から次へといっぱいなんだがね
展開の妙があって観ているこちらも許せちゃうんだな
週末の日曜日に向けて対峙する主人公の姿に誰もがそっと背中を押してあげたくなってしまうことでしょうね

思いがけないところから舞い込んだお金・・・・・
費やしても費やしても舞い込んでくるお金・・・・・
これは奇跡か幻か
ならば約束通り返しにいこうじゃないか
ところがいつもすんでのところでじれったいくらいの肩すかし
酔っぱらいに仕向けられた試練と呼ぶにはあまりにも辛辣じゃあないのかい
酔っぱらいアンドレアスの見る現実と虚構のはざ間に見え隠れした事実は尊いものだった


そしてついに聖なる酔っぱらいにも幕を下ろす時が・・・・・
ただ、私は“聖なる”ではないものの
同じ“酔っぱらい”として言わせてもらうならば
この最期のありかたは納得のいかないところだったのが残念でしょうがない。


さて、全国の“酔っぱらい”諸君 
私みたいに
オルミ監督に敬意を払いつつも、このラストを書き換えたくなった人はいないかい?

それとも このラストで我慢できるのかい・・・・・。

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