天使の入江

LA BAIE DES ANGES

80
天使の入江
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(13件)


  • tsu********

    3.0

    ギャンブルは自由だがリスキーだよ

    アマゾンプライムで無料鑑賞。 ルーレットは、ハウス側にコントロールされるんで、ハイリスクノーリターンのゲームです。 これにとりつかれる人間の性を、いろいろ理由をつけて描きましたが、最終的に結果はゼロ。 ラストのシーンのあとの二人の結末と同じ。 フランスの大人のビターな恋愛はギャンブルの皮肉、見ても損はない★★★

  • tak

    3.0

    泥沼

    物事にのめり込み過ぎて破滅していく姿を観るのは辛い。映画「天使の入江」でギャンブルの泥沼にハマっていく主人公は、銀行員のジャンと夫も息子も失った女性ジャッキー。 友人からの誘いで初めて行ったカジノで大儲けしたジャンは、賭博を嫌う父親の反対に耳も貸さず、ヴァカンスをカジノで過ごす為にニースへ向かう。ルーレットのテーブルで出会った二人は、その日大儲けをするのだが、翌日大負けしてしまう。しかし再び大金を手にした二人は車を買いドレスアップして、さらに一儲けしようとモンテカルロへ。彼女への恋心も芽生えてきたジャンと、自堕落な自分に恥じながらも賭けの快楽から逃れられないジャッキー。ラッキーはいつまでも続くものではない…。 ギャンブルを「お金のためじゃない。贅沢と貧困を両方味わえるのが魅力」だと言い放つジャンヌ・モロー。賭けている時の生き生きした表情を見ても、その瞬間のスリルに身を任せているのがよくわかる。こういう他人に理解されにくい自我がある女性を演じさせたら、ジャンヌ・モローは憎たらしいくらい巧い。ジャンを振り回す憎まれ役かもしれないが、人間の弱さをも演じてみせて、他の映画で見せるいけ好かないけどカッコいい女性像とは全く違う。 カジノを出て行くジャンを追いかけるジャッキーを、オープニングと同じ一点消去の構図で撮ったラスト。表面的にハッピーエンドのように見せながら、万事解決とは到底思えない不思議な余韻が残る。 ミシェル・ルグランの軽快な音楽が素晴らしい。ツキがくると再び流れて、二人の高揚感をセリフなしに表現する。ドゥミ監督とルグランのタッグだからこそできる見事な演出。そしてジャンヌ・モローの衣装を手がけたのはピエール・カルダン。この出会いで、二人は大恋愛に発展するのだ。

  • 一人旅

    5.0

    回る回る、運命が回る…

    ジャック・ドゥミ監督作。 ギャンブルに嵌り込んでいく男女の愛の行方を描いた恋愛ドラマ。 ジャック・ドゥミ監督が長編第1作『ローラ』(61)に続いて撮り上げたキャリア初期の傑作で、南仏のニースやモンテカルロを主な舞台にして、カジノのルーレットに夢中になっていく銀行員の青年と賭けが原因で離婚歴のある女の邂逅と愛情の行方を見つめています。 ギャンブルに依存する人々の姿を目の当たりにして衝撃を受けたドゥミ監督の目撃体験に着想を得た作品で、賭けの魔力に憑りつかれてしまった男女がルーレットで大儲け→すっからかん→大儲け→すっからかん…とルーレットの玉が止まる数字に面白いように翻弄されていく様子と、ギャンブル依存からどうしても抜け出せないヒロインと彼女を救うべく働きかける青年の愛の行方を描いています。 幸以上に不幸をもたらしかねないギャンブルの魔力に憑りつかれた男女の破滅寸前の危ういギャンブル生活をリアルに描いて、やはり“堅実で節度ある人生を歩むことが大切”であることを教訓として教えてくれる作品で、せっかく大儲けしても贅沢三昧で散財しては再びカジノに足を運ぶを繰り返していく男女の不安定な生き様には一種の恐怖を覚えてしまいます。 ルーレットの玉が回る様子を的確に表現したミシェル・ルグランのテーマ曲や冒頭の疾走感あるカメラワーク等、洗練された音楽&映像テクニックが大変素晴らしいですし、ルーレットに情熱を注ぐヒロインを演じたジャンヌ・モローの破滅的立ち回りも見事であります。 蛇足1) エンドクレジットでは助監督にコスタ=ガヴラスの名前を見つけることができます。 蛇足2) ニースで青年が泊まるホテルの名は「ミモザ・ホテル」ですが、これは本作と同じく南仏を舞台にルーレットの魔力に憑りつかれた人間を描いたジャック・フェデー監督『ミモザ館』(34)に因んでいます。

  • 豊崎久美

    4.0

    計算あれど打算なし。

    ギャンブル依存症の、ジャンヌ・モローとジャンヌ・モローと知り合った事によって、ギャンブルの泥沼につかる青年の恋愛を描いている。 ラスト、「めでたし、めでたし」なのに、この二人が安定した幸福を築けるか不安が残る。 この青年と、ジャンヌ・モロー演じる女性の間には「打算」がない。 不思議な美しさがある、この作品には。 音楽だとか映像の美しさのみならず、普通に暮らしていると忘れる、美しさがあるようにみえる。 そんなに、期待していなかったけれど、思ったより良かった。 「ジャック・ドゥミと賭博」ってのも意外な組み合わせで。

  • mik********

    4.0

    意外なフランス風味なギャンブル映画

    天国か地獄かのギャンブルものでありながらも、ジャンヌ・モローさんの意外な一面なからもたばこを吸ったり、平凡な青年とのひょんなきっかけでカジノで勝負をしたりして、フランス風味なギャンブル映画でしたね。

  • jsr********

    5.0

    ルーレットのポケット

    ギャンブル依存症の男女は、まるでルーレットのポケットのようなワンド(入り江)に嵌り込んで抜け出せない(煙草の煙がその滞留を印象付ける)。 テーブルに叩きつけられるチップの音は石畳の足音や馬車の轍に変容し、浜辺の砂までを石に変える。 ラストシーンで男は緩やかなカーブを描きながらカジノに吸い込まれる。 ラストショットは冒頭ショットと対をなすもので、女の魔性から解き放たれる為彼女を突き放す直線運動の必要性を暗示している。

  • nar********

    3.0

    美しきオープニング

    ミシェル・ルグランによるテーマソングにのって疾走するオープニングはこれから何かが始まる予感が高まって気持ちがいい。 本編はリゾート地で出会った男女がひたすらギャンブル(ルーレット)をし続けて、勝ったり負けたりするだけで楽しめなかった。 ヒロインのジャンヌ・モローのファム・ファタール(悪女)っぷりにこの映画の魅力が詰まっていそうだけど、個人的にはこの映画のジャンヌ・モローに可愛さもセクシーさも感じなかった。 なので平坦なメロドラマという印象。

  • ********

    4.0

    賭けのなかの愛

    1963年。ジャック・ドゥミ監督。銀行員の男がふとしたことからギャンブルに手を出し、ニースへ。そこで出会ったギャンブル中毒の人妻と関係するようになって、、、という話。ギャンブルにとことんまではまるように見えて、心のなかのやましさを捨てきれない男と女。 「賭け」のなかで出来上がってくる男女の関係が「愛」にはなりえないことを丁寧に描く。愛は衝動的に沸き起こってくる人間的なものへの憧憬であり、それは衝動にすぎない。やましさを抱えた賭けのなかにこそ幸福と不幸の連なりがあり、偶然に基づいた生活がある。愛は瞬間的だが、賭けは持続的。 だからラストシーンはとっても欺瞞的です。冒頭でジャンヌ・モローから急速に離れていくカメラが印象的だっただけに。

  • aki********

    3.0

    ルーレット。

     ジャック・ドゥミのヌーベルヴァーグ風ギャンブル映画です。銀行で真面目に働く青年がルーレット賭博にのめりこんで行く話ですが、ジャンヌ・モロー演じる有閑マダムにもつき合わされて転落して行きます。  日本人にとってはルーレットはなじみはあまりありません、身近なギャンブルといえばパチンコでしょう。この映画のルーレットをパチンコに置き換えて鑑賞すれば楽しめます。  しかし、東京五輪でのカジノ構想もあるため人事ではありません。できるなら外国人専用にしてもらいたいです。

  • bakeneko

    5.0

    ネタバレルーレットの賭け方を予習してから観ようね

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • aka********

    4.0

    天国か地獄か・・・

    ギャンブル依存という運命の渦に飲み込まれた女と、そんなファム・ファタールと出会ってしまった男。 リリカルなミシェル・ルグランの音楽、明るいニースの日差し・・・。 キャンブルにのめり込む金髪の美女・ジャッキー(ジャンヌ・モロー)に悲壮感はない。 「金持ちと貧乏の両方を味わえるのがギャンブルよ」 そのスリルがあるからこそ、生の実感があるのだとギャンブルにのめり込む自分に諦観というか達観していて、自分の弱さは自分で責任を持つというその在りようは小気味よささえ感じる。 しかし、そんな女に惹かれてしまった男は・・・ 賭博場から、明るいニースの陽光に出て行く二人。 待ち受けているのは、天国か地獄か・・・。 ギャンブル依存が彼の愛で治るとは到底思えない。 だとすると・・・あの陽光の先にはホラーよりも怖い未来が見えてくる気がする。 そんな人間の心の弱さ、ダメ人間と分かっていても惹かれあう男女の不思議、予測できる過酷な関係・・・それらをフランス映画らしくいかにも軽やかに描くジャック・ドゥミは恐ろしい監督。

  • mal********

    2.0

    ブロンドのモローに違和感があります。

    ギャンブルに縁がない人にとっても、そこそこ縁がある人にとっても、本作の主人公ジャッキーとジャンの数日間の生き方に、同情できる人はいないでしょう。短期間で互いの悪い部分を見せつけあった筈なのに、最後は離れられなくなる二人ですが、この情熱もいつかはギャンブル熱同様、冷める予感がして手放しでは喜べません。(ここがいかにもフランス映画らしいと思わされます)映画のオープニング・シーンとルグランのピアノの音色だけには心動かされましたが、映画全体としてはあまり感情移入できませんでした。

  • いやよセブン

    3.0

    ギャンブルに狂う人たち

    勝ったときの快感を得るために負け続ける話。 銀行員の主人公は友だちから賭博場に誘われ、ビギナーズラックで小金を儲ける。 地道な人生が嫌になった主人公は休暇をとり、ニースの賭博場でルーレットにはまり込んだ女(ジャンヌ・モロー)と出会う。 天国と地獄を味わう二人だが…。 ラストはあれっ、という感じ。

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