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セコーカス・セブン (1980)

RETURN OF THE SECAUCUS 7

監督
ジョン・セイルズ
  • みたいムービー 2
  • みたログ 7

3.67 / 評価:3件

30歳になってしまった...。

  • bakeneko さん
  • 2012年3月6日 12時45分
  • 閲覧数 292
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

かつて大学の反体制デモで一緒に逮捕されて“セコーカス”留置所に拘留された男女7人+1人が、顔を合わせて過ごす週末の風景の中に、青春の残光と現実の幻滅を浮き彫りにしていくジョン・セイルズのデビュー作であります。

え~、本作は(ベトナム戦争への反戦運動の世代が焦点となっていますが)“30歳”の区切りを迎えた男女七人の感情を生き々と掴んで、時代を超えた“青春への惜別”感覚を描き出しています。
30歳って、青春期は終わっているのだけれど、若さに熱狂したお祭の記憶はまだ鮮烈に残っていて、日常に埋没していくことにも抵抗がある―”現実と夢の相克に葛藤する時期”であり、まだまだ仲間でつるむこと自体が愉しい最後のシーズンでもあります(そのあと学生時代の能天気な馬鹿仲間は疎遠になっていきます―まるで青春の記憶の様に)。

週末を過ごす学生時代の仲間達の様々な“想いと葛藤”を通して、青春への回帰と惜別を淡々と描いた作品で、自身も正に30歳の“曲がり角世代“で出演もしているジョン・セイルズの心情を反映した”飾らない会話“と”輝き弾ける若さへの思慕“が、懐かしく眩しい映画であります。

劇的な事件は起こらなくて、多くの事象が会話でほのめかされますので、観客は複数の登場人物の性格と癖を判断しつつ、じっくりと言葉や行動の裏にある意味を推測することが必要ですが、30歳以上の方には痛い懐かしさで思い出される青春の終わりの1ページを2日間の身辺雑布描写の中に絶妙に封入した映画であります(そういう面ではR-30の映画と言えますな)。



ねたばれ?
1、 劇中のジョン・セイルズの台詞には後の彼の作品に見え隠れする“社会主義=社会正義”が垣間見えます。
2、 劇中に語られる地名:イサカはコーネル大学のある街です。コーネル大学は自然科学でノーベル賞受賞者も輩出している東海岸の名門大学の一つですが、軍との協力関係も強く、軍事科学研究所が構内にデーンと聳え立っていて、ベトナム反戦紛争の際は学生運動vs警備隊の衝突で凄いことになっていたそうです。

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