アメリカン・ウェイ

THE AMERICAN WAY/RIDERS OF THE STORM

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アメリカン・ウェイ
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

解説:allcinema(外部リンク)

作品レビュー(3件)

かっこいい12.5%勇敢12.5%笑える12.5%楽しい12.5%パニック8.3%

  • bbk********

    5.0

    デニス・ホッパーは永遠に。

    昨日「アメリカン・ウェイ」のDVDを観ていたら、信じられないニュースが飛び込んできた。デニス・ホッパー、前立腺がんで死去・・・以前からデニスが健康を害していたという報道は聞いたことがあるけど、・・・このタイミングで・・・ 「アメリカン・ウェイ」。デニス・ホッパー主演作中一番大好きな作品なんです。 彼はいろんな作品に出演したけど、ぼくにとってデニス・ホッパーといえば、この作品なんです。 「アメリカン・ウェイ」。マスメディア、キリスト教、反共主義など裏でアメリカを牛耳る 裏権力をとことんこけにしまくったために劇場公開が遅れ、あわやお蔵入りになる寸前で公開されたいわくつきの伝説の名画、「アメリカン・ウェイ」! デニスはこの本作でおんぼろB-29に乗って違法な海賊放送を流すベトナム帰りのキャプテンを演じています。その放送局の名前はそのものずばり、SM-TV! 空を見ろ!鳥だ!飛行機だ!いやSM=TVだ!そうSM-TVです!普通の放送局をはるかに超えた超放送局!ミサイルよりも速く!戦車よりも強いSMテレビ!放送番組の変更は朝飯前!と、こんな感じで、地上を超低空飛行でぶっ飛ぶB-“29。彼らSM-テレビは普通の放送局に割り込み、悪質な海賊放送を流す!退屈なニュース番組を突如ジャックしてロックン・ロールのリズムに乗せて修羅場映像を見せるSM-テレビ・スタッフたち! ロックが世界を支配するのだぁぁぁ!・・・劇場公開時、熱狂しました。この映画は大劇場でやらずに、単館ロードショーでやってました。ロックれっ!! そして彼らは、タカ派の女性の大統領候補をターゲットにします。 「この女は危険だ!こいつを大統領にしたら、中米はミサイルの集中豪雨だ!」 この大統領候補、ウェスチングハウスは、なんと選挙にキリスト教を利用して、当選しようとたくらみます。なぜならアメリカは世界一信心深い国だから。 事実ブッシュは信仰心の篤い地帯を狙って当選してしまった。この映画は80年代の冷戦時代のレーガン政権時代を皮肉っていますが、今から思えばブッシュの到来を予見したすごい映画といえます。 ぼく、こういうのが好きで好きで・・・こういう反権力、国家権力をこけにした挑戦的な映画が大好きで仕方ないんです。「太陽を盗んだ男」とか。 B-29を海賊テレビ局にして、地上の偽善に満ち溢れた公共放送をジャックする。・・・ 常人では考えられない発想。劇場公開から、20年以上経っても一向に古びないこの映画。 最高です!アメリカの流儀、アメリカのやり方、アメリカン・ウェイ! デニス・ホッパーは僕たちのこころに永遠に生き続ける。ありがとう、デニス!!

  • hir********

    5.0

    「魂」で演じた役者だった。

    なんか、皆で集まったら、ホッパーの思い出話ばかりに「華」が咲き。 急遽、「イージーライダー」「リバースエッジ」「ヘルライド」の 追悼上映会になってしまいました・・・ やっぱ、俺たちとしては、ホッパーの遺作は「ヘルライド」であって欲しいと・・・ で、1986年のホッパーは、まさに神がかりと言っていい大活躍だった。 「ブルーベルベット」での圧倒的な変態演技。 前述した「勝利への旅立ち」での、確かな演技。 「リバースエッジ」での、寂寞感たっぷりの哀愁演技。 「ブラックウィドー」での、テレサ・ラッセルを相手にした究極のエロ演技。 そして「悪魔のいけにえ2」でのVSレザーフェイスの、ブチギレハチャメチャ演技。 本当に、一人の人間が演じていたとは思えない程の、演技力の幅・・・ 通常の俳優だったら、たった1年間で、コレだけの役をやったら発狂してると思う。 なのに、ホッパーは、この年・・・もう1本・・・忘れられない映画に出ている。 「パイレーツロック」を観た時、 一番初めに、頭に浮かんだのが、この映画だった。 「アメリカンウェイ」 当時の強いレーガン政権を、オチョクリまくった「正しい映画」です。 共演は、「俺たちに明日はない」のニューシネマ俳優、マイケル・J・ポラード。 ポラードとホッパーが、海賊飛行船に乗って、電波ジャックをするという 痛快極悪オヤジ映画。 当時、劇場で狂喜したものです。 ラストのザ・フーの「無法の世界」が流れる中での「殴り込み」・・・良かったですなぁ この映画以降、ホッパーの「役者としてのスタンス」が、決定したと言ってもいい。 ジャック・ニコルソンは、アカデミーでチヤホヤされて、「魂」を売った。 俺にとっては、「あぁ・・・とても素晴らしい演技をされますザマスね」の人だ。 もう、「何の興味も刺激も感じない」セレブ役者だ。 だが、ホッパーは違う! 「スピード」でも、「ランド・オブ・ザ・デッド」でも、「ヘルライド」でも、 ファ*ク連発の、ただの「クソジジイ」だった。 文部省推薦なんて映画には、決して出なかった。 そして最後まで「主義」を貫き通した「本物」だった・・・ たとえ、何と思われようと、何と嫌われようと、名誉や権威から遠ざかろうと、 ホッパーにとっては、屁でもない事であった・・・ それよりも、自分に正直に生きる事・・・それが、「大事」なんだと・・・ それは、最後の「ヘルライド」まで一貫していた。ブレてないのだ。 「本物の男」とは、こういう「男」の事を言うのだと、俺は思う。 「金」や「人気取り」で演じる様な役者ではない。 「魂」で演じた役者だった。 こうした役者は、死んでも、その「魂」は残るのだ。 そして、その「魂」は、演技を超えて、今日も多くの人を救い、導くと思う。 さぁ・・・いよいよ、2本目のリバースエッジが、始まる・・・

  • bakeneko

    5.0

    起死回生のとんでも戦法!

    ブラックユーモアと“ラブ&ピース”世代の意地に満ちた、タカ派おちょくり映画の傑作であります。 先日、某元空自の偉い人がテレビで持論を展開する様子を見ていて、“カメラの構図が悪いなー。もっと下から仰角で映さなくっちゃ、「博士の異常な愛情」のスターリング・ヘイドンみたいに!”と言っていたら、 “確かに、権威に対しては笑い飛ばすのが最高の攻撃かもね”と珍しく共感されました(単にあまりにも状況が似ていたから連想しただけなんですが…)。 1980年代の“つおいアメリカ”のレーガン政権時代を徹底的に笑い飛ばした作品です。 アメリカの保守的なタカ派を楽しそうにコケにするのは、デニス・ホッパー 、 マイケル・J・ポラードで、“絶対この人たちは地で演じているな”と思わせるハチャメチャな好演であります。 ただ、製作陣は英国中心ですので、アナーキーな中にも筋が一本通っています。 そして観客は、絶対的な権力&暴力に対して徹底して“頭脳&笑い”で戦う主人公を応援して、クライマックスの途方もない戦力差を逆転する“とんでもない奇策”に驚愕するのであります。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
アメリカン・ウェイ

原題
THE AMERICAN WAY/RIDERS OF THE STORM

上映時間

製作国
イギリス

製作年度

公開日
-

ジャンル