戦場のメリークリスマス

MERRY CHRISTMAS, MR. LAWRENCE

123
戦場のメリークリスマス
3.6

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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(163件)


  • oct********

    5.0

    ネタバレ大人になってようやく少し理解できました。

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • tou********

    4.0

    読解力が要求される映画。

    こういう映画は海外の名作と評価される作品にも多い。勧善懲悪のようなはっきりしたストーリー展開や人物設定はないが、淡々と進んでいく中に心象風景が混在し、全てが紡ぎあわさって完成する映画。この映画は、まだ理解しやすいほうだと思う。 理解できない人には、おそらく退屈で眠くなるか、イライラする作品でしかないだろう。それは仕方ないことだ。しかし、理解できる人が高い評価をしていることに対して、馬鹿にしたような言葉で批判するのはいかがなものか。情けないことなので、やめた方が良い。

  • デイデイー

    4.0

    38年たっても色あせない作品

    YMO、ビートたけし、デヴィッド・ボウイという異色なキャスト(漫才師&音楽のアーティスト)。 公開当時、3人共大好きだったので、ロードショーへ観に行きました。 が、内容は退屈。からの~たけしが全部持っていきましたね。 何年たっても、あのシーンは頭に残っています。 それから38年たち、4K修復版として映画館で上映。 昔好きだった作品は時を経て、がっかりする可能性があるので、DVDでは観ない主義なのですが、今回は映画館なので観に行きました。 28年たっても色あせず、あの役はビートたけしにしかできないし、デヴィッド・ボウイはカッコ良すぎるし、坂本龍一の音楽は天才でした。

  • pok********

    2.0

    褒めるレビューは長い。説明しないと不明。

    私の☆2は全て音楽点。 独特の世界観なのは認めるけど 私には合わない(見る人選びます) 戦争の中の奇妙な友情? あんな目に遇わされてなんでハラに友情を感じるのだ?ロレンス? 戦時下の日本人の粗暴で暴力的な部分はよく描けていたが 全体的に「戦争」映画ではないよね? 群像劇?人間ドラマ?よくわからないし気分のいい映画ではない。 唯一、音楽だけは素晴らしい。 シーンによく合わないほど美しい音楽。 音楽だけ映画とは言い得て妙である。

  • kan********

    5.0

    観る者に高度な理解力を要求する映画

    友人にかなりの映画通がいるのだがその彼にしても鑑賞後に大きな誤解をしていた。私自身にしても完全に理解してるのか?と問われれば否と思う。 物語の骨格は二つに分かれていると考えて鑑賞すると理解しやすい。 一つは死に時を逃した日本軍青年将校、それと罪悪感を抱えて死に場所を求めて彷徨う英国人捕虜の物語。もう一つは鬼の皮を被ってはいるが実は人間味ある日本軍軍曹、それと通訳を務める親日派捕虜ローレンスの物語。見せ場としては先の物語では英国人捕虜が自身の為には使わなかった魔法を、戦友の命を救う唯一の手段として使う場面。次の物語では自身の命の恩人である軍曹のその命を、終戦後、今度は自分が救ってやる事ができない、ローレンスの苦悩の場面。 蛇足ですが原作はローレンス・ヴァン・デル・ポスト著『影の獄にて』に収録された『影さす牢格子』という著者自身の実体験をもとに書かれた私小説。こちらも読みましたがかなり原作に忠実に映画化されていると思います。

  • sat********

    2.0

    自己満爺さん向け 音声不明瞭に大根すぎ

    地上波でやってたので、有名な作品だし期待して見始めたが、開始早々イライラして脱落するか迷う まずタケシの演技、下手なのは知ってるが本当に大根な上、滑舌悪くて何言ってるかわからない ローレンスの人も、外国人アクセントで日本語喋ってるから聞き取りにくいし、日本人が下手な英語話すとこも、他の人達のセリフもあちこち音声不明瞭で、数秒おきに何言ってるか聞き取れずの連続で、開始早々ストレスマックスに こんなの、全編字幕つけて放送しろよ... ヨノイいう謎の名前の将校も、不自然なアイメイクが気持ち悪くて気になってしょうがない 全体通して場面転換が唐突だし、各シーンでの描写や心情描写も不十分なので、「だから何?なぜこうなってんの?これで何言いたいの?」ってとこ多数 監督の脳内では繋がってるんだろうけど、描写が悪くて、ただバラバラシーン繋いでるだけって感じで戸惑うし、全体として何が言いたいのか、どこへ向かってるのか分からず飽きてくる 別に難しくも無いちょっとしたことでも、あらすじと解説見て「あれはこう言うこと表現してたつもりなんだ...」と分かるとこ多数だし 古い作品に多いけど、あれこれ不十分で唐突なまま、バラバラ進んでいく感じ ヨノイがあの外人を特別視した理由もよく分からず、潔さや男気になんか惚れて気になったかと思ったけど、解説見たら「恋愛感情」だって? つまらないの我慢して最後まで見たけど、別に戦争の悲惨さや反戦や日本軍の非道さや収容所の真実を描くこと目的のじゃ無いし、そもそもずっと収容所だから「戦場」でも無い メリークリスマスも無理矢理こじつけタイトルにしただけで、なくてもいいくらいチョイ出ただけだし ただゲイ気質の将校がイケメン外人気に入り(とはいえ、デビットボウイもうオジサンで、美青年って感じじゃ無いから、美しくて一目惚れしたってのが伝わってこない)、結局生き埋めで殺して、自分の気持ちごと葬ったって言うゲイの話では? 「高度な理解力が必要」言って偉そうな御託抜かしてる爺さんいるが、ただあれこれ不十分なだけなのに、見てる側が勝手に想像してこじつけて補って深淵な傑作扱いし、「こういう作品わかる俺スゲー」と自己満で高評価してる奴に、過大評価されてるタイプの作品かな 他にもあれこれよく分からずチョイ調べたら、絶賛信者が「二人は相思相愛だった。というのもあのシーンのあれは...」とか、「そんなもん表現されてるか?」というようなこと勝手にあれこれ深読みして記事つけてるコメントたくさん出てきたし、10中3しか表現されててないのに、妄想癖のある人やゲイの人が勝手に深読みしあれこれこじつけ、最高傑作扱いして持ち上げてる感じしかしない

  • 臼井亮

    1.0

    ネタバレ時間の無駄

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • kin********

    5.0

    格調高い

    坂本龍一、ビートたけしの演技はお世辞にも上手とは言えないけれど、さすがにその世界では一流人のオーラを発散しています。デビッド・ボウイのビジュアルは役柄にピッタリ。演技も、英語だからよく分からないところはあるけど、上手いと思います。  大島渚は通俗に堕さない演出、男ばかりの、しかも捕虜収容所という限られた世界なのに、文芸大作の香りがたっぷり。弟をめぐるエピソードの美しさには見惚れてしまいました。主人公ジャックが、兄として理想的なふるまいを分かっていながら放棄、それをずっと後悔し、死に際しても一番心にひっかかる、その心情がとてもよく分かります。さらに、戦場という極限の中で、人種も超えて、美しいものを愛し、言葉を超えて共感する、そんな人間の本能的な交わりが提示される。娯楽性は低いけど、大島渚の最高作と思います。

  • mai********

    4.0

    人の業

    わかり合おうとしていたら、きっと友人になれてたはず。 それが銃口を向け合う形で遭遇してしまった。 運命の皮肉 この形でしか出会えなかった悲しさ セリアズにしても反発する事でしか語り合えない。 きっと平和であったなら、酒酌み交わし肩組んで笑い合えたはず。 ロレンスは何とかして融和を図ろうとしていたように思うけど 時代がそれを許してはくれなかった。 ヨノイ ハラ ロレンス セリアズ 歩んできた道のりはそれぞれだけど ジャワで過ごしたその短い時間が それまでの道のりを振り返り、自分を見つめ直す時間になったのではないだろうか? ラストシーン、たけしさんが言う『メリークリスマス、Mr.ローレンス』 あの笑顔が作品を全部持っていった… 2021年8月9日高崎電気館で鑑賞

  • hik********

    5.0

    魅力的な映画

    4K修復版を鑑賞。 とても魅力的な作品でしたが、そのよさをうまく文章にできない。 そのへんがこの作品のよさなのでしょう。 まずキャスティングがすばらしい。 たけしのハラ軍曹。たたきあげの下級士官らしい姿勢や歩き方。乱暴なのに目がきれいで、少年のような無邪気さも感じさせる。 坂本龍一のヨノイ大尉。エリート士官らしい美しさとたたずまい。 演技のことであれこれ言う人もいるようですが、たたずまいと存在感がすばらしく、この二人で本当に良かったです。 ボウイ演じるセリアズの美しさ。ヨノイ大尉が一瞬で心を奪われたのも納得。 個ではセンチメンタルなのに集団になると鉄の規律で死をも辞さない日本人。 個を大切にし、(たぶん合理的な意味で)命を大事にする西洋人。 キリスト教と仏教。 そういうことも考えさせられながら、映画としても魅力的で飽きることがありませんでした。 ラストシーン、ローレンスとハラが勝ったもの負けたものでなく、対等な人間として向き合っていたのが心に残りました。ハラの無垢な笑顔。 「メリークリスマス、ミスターローレンス」 美しいテーマ曲。泣きました。 和と洋の混ざった音楽の美しさは言わずもがなです。 映画を観た次の日まで夢の中にいるように映画のことを思い出していました。

  • JUNJUN

    2.0

    感想

    キャストは本当に豪華。だがな〜んにも伝わらず。

  • riv********

    3.0

    音楽を聴きに行く

    だけでも価値はあるかも、と思い劇場へ。 施設的にハズレだったのかな、期待よりも下回ったけどそれでも、聴くだけでぎゅっと胸がなる。 台詞も所々聞き取れなかったりしながら、 途中眠たくなりながら(隣のおじさまもスースーいってる)、たけしの初々しさと坂本龍一の美しさと、男性同士の間でのみ芽生える愛情や友情を見られました。 女性同士ではないもの。 むかし、 男の人にはなりたいとも憧れたりもないけど、男同士には憧れる、羨ましい、と言っていた友人がいたけど、こういう感覚だったのかもと思い出す。 途中、ウトウトした反省も込めて、 帰ってから配信で見直すことを決意。 もっと、もう少し、わかりたいから。

  • ron********

    5.0

    私の生涯映画のベスト20に入る映画

    第二次世界大戦下、ジャワ山中の日本軍俘虜収容所を舞台に、男たちの交流を描く。 戦闘シーンが一切ない戦争映画であり、主要な出演者はすべて男性という異色の映画でもある。 テレビ朝日製作の映画第1作でもある。 サー・ローレンス・ヴァン・デル・ポストの「影の獄にて」の映画化で、脚本は「愛の亡霊」の大島渚と「地球に落ちて来た男 完全版」のポール・マイヤースバーグの共同執筆、監督も同作の大島渚、撮影は成島東一郎がそれぞれ担当。 出演はデビット・ボウイ、坂本龍一、ビートたけし、トム・コンティ、ジャック・トンプソン、内田裕也、ジョニー大倉など。 音楽は坂本龍一。 原題「Merry Christmas Mr.Lawrence」 1983年作品 イギリス=日本合作映画 配給は松竹富士 上映時間125分 この映画は、私の生涯観た全ての映画のベスト20に入る映画です。 1983年5月28日公開時、初日に行き、さらにもう2回、合計3回劇場で観ました。 リバイバル公開された時も、1度劇場で観てます。 その後、当時のVHSを買い、DVDを持っている、私の人生にとって大切な大切な作品の一つです。 もちろんサントラも持っていて、当時はLPだった。 その後、CDを購入して今でも大切に持っている。 もう数え切れないくらい観ています。 なので、セリフもかなり覚えています。 東京では4月16日から封切られていて、大阪ではようやく公開になりました。 大猿島渚監督の「愛のコリーダ 修復版」とともにリバイバル公開。 恐らく、今回が大規模公開の最後になるでしょう。 4K修復版ですは、大阪梅田のテアトル梅田では2K上映。。。 新宿武蔵野館でポスター展のポスターが盗まれたニュースを見て「ちょっと気持ちわかる。。。」と思ってしまいました。 ないより、無事に帰ってきて良かったです。 公開時、この映画の裏話本みたいなのがあって、それも今でも大切に持っている。 たけしと、ジョニー大倉が、撮影地のラロトンガ島で、日本食を欲しているところに、スタッフの差し入れでうな重が届いた。 大喜びで食べた二人は、その場にいなかった坂本龍一の分まで食べてしまった。 それを後で知った坂本龍一は、泣いて怒り狂ったとか。。。 そんな話がいっぱい載っている本です。 この映画のレビューは今更過ぎて言うまでもない。 ただ、何度見ても心に刺さるエピソードがある。 デビット・ボウイ演じる主人公セリアズは、まだ子供の弟を見捨てた。 自身の見て見ぬ振りで、弟の生きがいだった歌を奪ばい、そのことを生涯忘れなく、悔やんでいる。 劇中、何度も弟の美声が聴ける。 美しく、まるで神に抱かれているような賛美歌。 捕虜となったセリアズの最後、収容所の捕虜たちの賛美歌で送られで命を終えるという持って行き方に、本当に震えました。 それに、騎士道(個々の考えや最終の目的を大事にする欧州人)と武士道(国としてのアイデン日ティを重んじる日本人)の価値観の違いをしっかりと描いているところも素晴らしい。 それでいて、戦争の闇や、友情を超えた愛のようなものを描く表現の仕方が、後期の大島渚しか出来ない仕事で、唸ることしか出来ないくらい秀逸。 決して大ぴろげな反戦映画ではないんですけどね。 その加減が絶妙すぎる。 これを日本人の大島渚が撮ったんだから、もう凄いとしか言いようがない。 非常に攻めた表現の映画です。 この作品が公開された1983年の前の年、1982年に東宝50周年記念作品として公開された中村敦夫主演の「南十字星」という映画と、内容がけっこう似ています。 「南十字星」の方は話題にはならなかったけど、この映画も劇場で観ていて、「なんか似てるなぁ」と思ってました。 「南十字星」の方は、VHSにもDVDにもなってないんですよね。 もう一度観たいと思ってますが、観る術がありません。 だれか持ってないですか。 ■興行収入予想 興行的には、現段階では上映館数13館と少ない。 2021年6月18日(金)から大阪では公開。 この作品は世界各国で公開され、全世界興行収入は240万ドル。 制作費は約600万ドルとも650万ドルとも言われています。 日本では配給収入9.9億円なので、興行収入にしたら18億円くらいか。 大島渚監督作で最大のヒット作です。 ちなみに大島渚監督の遺作1999年公開の「御法度」は興行収入10億1000万円。 東京は4月からに公開していて、全国順次公開中。 初登場圏外スタート。 全国フル稼働状態であれば最終興行収入は1.5億円と予想しますが、その後、東京・大阪の映画館休業や時短になり、予想よりも引く数字のはず。 最終、1億円くらいか。 星5つ(5点満点) ★★★★★

  • kyo********

    3.0

    誰も間違っていない、戦争は間違い

    はじめ、ヨノイ大尉役の坂本龍一がしゃべった瞬間、あまりの大根ぶりにあちゃーとなり、たけしはまあ「その男、狂暴につき」や「花火」とたいして変わらないなぁと思いつつ観始めました。でも、観ていくうちに見事にはまっていき違和感はほぼなくなりました。デヴィット・ボウイが若くてきれいでかっこいい(o^O^o)ロレンス役のトム・コンティ、ヒックスリー役のジャック・トンプソンもはまっていて、そして内田裕也やジョニー大倉もちょい役で出ているではありませんか!とても興奮しました。そしてテーマ曲よいですね(^^)v 私は勝手にボーイズラブ物と考えていましたが、それだけではありませんでした。もちろん、エピソードは2つありましたが。ただ、いろいろ盛り込んでいるのはよいのだけれど、どれもいまいち描ききれていないのが残念でした。題材はとてもよいのに。それとも大島渚監督の訴えたい部分を私がつかみきれなかったのでしょうか。分かりませんが、スクリーンで観てられてよかったです。

  • mas********

    4.0

    TVで観た時。

    ずいぶん昔、昭和の時代に金曜ロードショーだかで観た。 戦時下の、アジアでの日本軍の捕虜収容所が舞台だけど、展開がよく分かんなかった。 敵兵の将校が捕らえられ、軍事裁判?にかけられ、処刑されると思ったら醜状所に収監され。。。。 ロレンスさんがいい奴だなーと思った。 この時、初めてビートたけしの芝居を見て、なんだかこそばゆかった。 ※これはピエール瀧が「SFサムライフィクション」に出ていた時と同じ感覚とのちに思った。 でも。たけしの演じるハラ軍曹もいい奴で。 ラストの、立場が一転し捕らわれたたけしを面会に来たロレンスに向かって 「メリークリスマス!MR.ロレンス!」と叫んでにかっと笑って終わるラストに泣けて仕方なかった。 それから30数年。 やっぱり、物語の展開は理解できなかったけど。 ハラ軍曹とロレンスさんのやり取りに、涙が出てしまった。 坂本教授とデビッドボウイの印象的なキスシーンも見て。 これは、やっぱり潜在的なBLものだったのだなと。 今さら思い知るのであった。

  • tk

    4.0

    ネタバレすべてはここからはじまった!!

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • geo********

    1.0

    正直な感想!

    傑作として祭り上げておられる方には大変申し訳ないが、正直な感想を書きます。 これは、ひどい映画! 以下がその理由。 1)ストーリーが破壊的で破綻し過ぎ 2)退屈 3)セリフ棒読みなのに、何を言っているかほとんどわからない、という不思議。 4)場面転換が唐突・・・大学の映画研究会以下! 5)30年前当時は、まだこういうなんだか訳がわからないが凄そうな雰囲気だけで評価されいたので、評価がある程度高いのはしょうがないか! 6)この当時、JAZZもロックも映画もアバンギャルドに突き進み、音楽理論もリズムも何もないでたらめが幅を利かせていた。この映画はその一環だろう。ただし坂本の音楽だけは、まあ、凄い 7)今の若い人はこの映画を観ることを10分も我慢できないだろう。 8)長い! 出演者とか、監督の名前は凄いが、凄ければ凄いほど、映画はそれ自体でものを言わないといけないので、余計評価は下がり、最低の最低にならざるを得ない。

  • bpp********

    5.0

    ネタバレ表情が皆美しい!

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • yaa********

    5.0

    ネタバレ自分史上No1映画。

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • yahoyaho_cat

    4.0

    恥と刀

    この作品は男たちの恥ずかしいシーンがたくさんあります。 まずジョニー大倉扮する軍属がオランダ兵を襲っちゃう話が恥ずかしい。 坂本龍一がデヴィッド・ボウイにチューされるシーンも恥ずかしい。 デヴィッド・ボウイが地面に埋められて首だけ野ざらしにされているのも恥ずかしい。ビートたけしや坂本龍一の素人くさい演技も恥ずかしい。 そんな恥ずかしい男たちの姿を映画監督の刀であるカメラでバッサり切った(撮った)のがこの作品です。 大島渚監督は物事を単純に「善と悪」で切って見せたりしない人です。 大島渚監督は戦争を善悪でなく「恥」という概念や感情で表現しようとしたのではないでしょうか。戦争とは「恥」であると言おうとしたのではないでしょうか。 「恥」は謝っても消えるものではありません。「恥」を消すにはもっと恥ずかしい姿を見せることが一番です。だから大島渚監督は日本人が犯した「恥ずかしい戦争」について、ビートたけしや坂本龍一のあの恥ずかしい演技を世界に見せることによって一種の「贖罪」をしようとしたのではないでしょうか。 だからビートたけしと坂本龍一は日本人が犯した戦争のために日本人を代表して大島渚監督の「刀」によってバッサり切られ、世界に「さらし首」にされたのです。ビートたけしの最後のセリフと坂本龍一のあの美しい音楽は辞世の句のようなものです。だから私たちは最後のカットと音楽で涙を流すのです。 また、デヴィッド・ボウイのさらし首は弟への罪に対する贖罪であり、デヴィッド・ボウイ扮するジャック・セリアズと弟との関係はこの作品の重要なテーマと繋がります。 あの恥ずかしい演技とシーンは日本人の世界に対する「贖罪」であり、映画としてはあれが正解だと思います。

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