ここから本文です

戦場よさらば (1932)

A FAREWELL TO ARMS

監督
フランク・ボーゼージ
  • みたいムービー 3
  • みたログ 48

3.23 / 評価:13件

ヘレン・ヘイズのヒロイン時代

  • bakeneko さん
  • 2010年1月26日 17時34分
  • 閲覧数 407
  • 役立ち度 6
    • 総合評価
    • ★★★★★

ヘミングウェイの出世作の最初の映画化で、原作の人間&社会ドラマ的側面を削って焦点を“恋愛ドラマ”に集約した造りとなっています。

えー、おばちゃんや老婦人役の女優さんが、若い頃は飛び切り美人だったことに驚かされることが良くあります。

ヘレン・ヘイズは、寧ろ“おばあちゃん”になってからの方が知名度が高い女優さんで、映画やTVシリーズの快活なミス・マープル役や、「大空港」の元気なお婆ちゃん、「追想」の貫禄あるロシア王朝の大皇妃といえば、思い出される方が多いと思います。
ゲイリー・クーパーとヘレン・ヘイズが30歳そこそこだった本作は、“王道のメロドラマ”として叙情性に富んだ創りとなっていますので、主人公の2人の恋愛をひたすら体感するのが正しい鑑賞法と言えます。
逆に言えば、“戦争&戦況なんて全然気にしていない主人公”は、後の“誰が為に鐘は鳴る”の大義に生きる主人公像等と随分異なっていますし、アメリカ人がイタリア戦線にいることや、戦史的&歴史的視点や説明も舌足らずであります(まあ、当時はくどくど説明しなくても皆知っていることだったのでしょうが)。
また、(「誰が…」がスペイン風味だったのに対して)イタリアが舞台なので、イタリア語&国民性も含めた描写が興味深く出て来ます(アドルフ・マンジューが良い味出しています)。

戦下に咲いた“一直線の愛の物語”を純粋に見守る作品で、最終シークエンスの“トリスタンとイゾルデ”の“愛と死”の曲にシンクロさせた演出は、日本の新派劇を彷彿とさせます。

ねたばれ?
1, Yahoo等の記述が間違っていますが、上映時間は79分です(原作を読むよりも本作を観た方が早い!)
2, “誰が…”の背の高さが釣り合ったカップルと違って、(小柄なヘレン・ヘイズと長身のゲイリー・クーパーでは)“チッチとサリー”状態のランデブーも微笑ましいものであります。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 泣ける
  • 悲しい
  • スペクタクル
  • ゴージャス
  • ロマンチック
  • 不思議
  • パニック
  • 不気味
  • 勇敢
  • 知的
  • 絶望的
  • 切ない
  • セクシー
  • かわいい
  • かっこいい
  • コミカル
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ