あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
作品レビュー(8件)
- 一人旅
5.0点
マイケル・ウィナー監督作。 ニューヨークを舞台に、ブルックリンの古風なアパートを借りたファッションモデルが体験する恐怖を描いたホラー。 『脱走山脈』(1968)『メカニック』(1972)『狼よさらば』(1974)のマイケル・ウィナー監督によるオカルト・ホラーの隠れた傑作。主演はモデル出身のクリスティナ・レインズというマイナーな女優さんですが、ジョン・キャラダイン、イーライ・ウォラック、エヴァ・ガードナー、クリストファー・ウォーケン、ジェフ・ゴールドブラム、マーティン・バルサムといった実力派の名優が脇を固めています。 ブルックリンのアパートを借りたファッションモデル、アリソンが体験する恐怖を描いたお話で、“アパートの住人と最上階の窓辺で佇む盲目の神父の秘密”を巡るミステリアスな物語が展開されます。本作はちょうどオカルトブーム最中に製作されたホラー作品群の中の一作に数えられる作品ですから、『ローズマリーの赤ちゃん』(1968)+『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド/ゾンビの誕生』(1968)+『エクソシスト』(1973)を足し合わせたような作風です。アリソンがアパートの妖しげな住人たちからおもてなしを受ける場面は『ローズ~』にそっくりですし、スローリーな動きの異形に襲撃される場面はロメロ・ゾンビを意識しています。神父コンビの登場も『エクソシスト』感が出ていますし、クライマックスの異形大集合のモンスターパニックは古典『怪物團』(1932)の影響も見られます。 過去の名作ホラーの要素を色々お手本にしながらも、オリジナリティ+驚愕性に満ちたミステリアスな作劇が秀逸です。『エクソシスト』や『スキャナーズ』(1981)も手掛けたメイクアップアーティスト、ディック・スミスによる特殊メイクも出色です。
- m_m********
4.0点
このレビューにはネタバレが含まれています。 - cri********
4.0点
個人的にストーリーが好き。昔の作品故、特殊効果等のアラは否めずとも、ちゃんとした話の流れがあるので、今でもすんなり観れちゃいます。 70~80年代のホラーは大好きですが、これはその中でもピカイチかな?
- mar********
3.0点
いかにもモデル出身ですが、この映画のヒロインを見事につとめています。 映画自体は題材がいいのに演出のせいで凡作に止まった印象。 「ローズマリーの赤ちゃん」と似た設定ですが、オカルトものとしてはこちらのほうが重厚なおはなしなのではないでしょうか。劇中のミステリ的な謎解き展開ももっとサスペンスフルに見せられただろうに、惜しいなあ。 いま見返すと、脇にその後出世する役者が顔を出しているのが見所になるかもしれません。
- aki********
3.0点
イーライ・ウォラックが若い。 アナメーバルの「アザース」の元ネタかな?
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