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聖(セント)メリーの鐘 (1945)

THE BELLS OF ST. MARY'S

監督
レオ・マッケリー
  • みたいムービー 6
  • みたログ 27

3.86 / 評価:14件

バーグマンを最も身近に感じた映画

  • rup***** さん
  • 2014年10月8日 23時23分
  • 閲覧数 740
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

修道院長シスター・ベネディクトを演じるバーグマンが、役を徹底して作りこんで撮影に臨む他の映画の彼女とは一味違って、人間味のあふれる包容力と慈愛に満ちた役柄をのびのびと演じているのがとにかく素晴らしいと思った作品です。本作は、アカデミー作品賞も受賞した名作「我が道を往く」の姉妹編であり、ビング・クロスビー演じるオマリー神父がメインの作品であることを承知の上でバーグマンが出演しているということもあって、いい具合に肩の力が抜けており、祈りを捧げつづければ新しい校舎を寄付してもらえるのでは、と本気で考えるような屈託のない性格の持ち主であるシスター役は、イングリッド・バーグマンという女優にこれまでになく親近感を覚える役柄でもありました。

ケンカの弱い男子生徒には自らボクシングを教えたり、悩みを抱える女子生徒のことで心を痛めたり、また、新しく赴任してきたオマリー神父とも教育論を闘わせ、考え方の違いから衝突を生みつつも明るく学校経営を続けてゆく彼女が、やがて、初期の結核にかかっていることがわかり、その事実を知ったオマリー神父との間に善意が仇となる深刻な誤解を生じてしまいますが、その誤解が見事に解きほぐされて幸せな気持ちが湧き上がってくるラストシーンは、名匠レオ・マッケリーの演出の良さもあるのでしょうが、自然と涙がこぼれてきてしまいます。

「我が道を往く」には、『星にスイング』、『アイルランドの子守唄(トゥーラルーラルーラ)』のような何度も口ずさみたくなる歌曲があり、本作は、その点では若干印象が弱いようにも思いますが、バーグマンがピアノを弾きながら独唱するシーンやクロスビーが尼僧たちと主題歌『聖メリーの鐘』を歌うシーンは、リリカルで何とも言えない爽やかな魅力にあふれていました。

詳細評価

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