瀧の白糸
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作品情報上映スケジュールレビュー

本編配信

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作品レビュー(11件)

ロマンチック19.1%泣ける14.9%切ない14.9%悲しい12.8%かっこいい6.4%

  • kaz********

    4.0

    死を賭して貫く愛よ永遠なれ

    悲恋物語である。好きになった男に一途に惚れる。そして、困った人を放ってはおけない人の良さ。『瀧の白糸』こと水島友はなんと真っ直ぐな性格の女性であろう。しかし、それが仇になってしまう。なんとも切ない物語である。 『瀧の白糸』を乗せた馬車が人力車に追い越されたため、白糸は馬車をけしかけて軸を折らせてしまった。御者の村越欣也は白糸を裸馬に乗せ抱いて目的地まで走る。しばらくして公演が終わり、夜の川沿いを散歩する白糸は橋のたもとで寝ている欣也に再会する。二人は会話をしているうちに親しくなり、東京に出て勉強したいと言う欣也に「私が貢いであげる」と白糸は言い、二人はねんごろになる。東京都で下宿生活を送る欣也に白糸は仕送りをして励ます。初めは良かったのだが、寒い季節になると水芸は『冬枯れ』になって仕送りが困難になる。その上、預かった金を人の良い白糸は、撫子と新蔵の駆け落ちを助けるために使ってしまう。なんとか金を工面したい白糸は、高利貸しの岩淵に身を売り300円を借金する。ところが南という男と馴れ合った岩淵はその300円を南に強奪させる。馴れ合いに気づいた白糸は、襲われた現場に落ちていた包丁を持って岩淵の家にとって帰すが・・・・・・・・。 白糸は優しさの反面芯の強さも見せる。岩淵殺害の後、一度ならず二度も逮捕されるが、欣也に会いたい一心で逃亡する。 罪人になった白糸を聴取する検事が、予想通り仕官した欣也であったというのは『運命の皮肉』である。白糸は欣也に「役目を果たせ」と言い、欣也もその通りにする。これはもう涙なしには見られない。ラストは壮絶。

  • bakeneko

    5.0

    ネタバレ見るだに涼しき美人なり

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • たーちゃん

    3.0

    ネタバレ一目だけ欣さんに会いたい

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • rec********

    5.0

    虐げれる女に憑かれた男の眼差し

    この映画を同時代でご覧になった当時の観客たちは後にヒロイン入江たか子が鬼監督に「化け猫女優」と虐げられる姿をどのように捉えていたのか?想像するだけで恐ろしくなります。  その時の相手が誰だったか忘れましたがその相手は溝口と共に入浴中、彼の背中の傷を見て息を吞んだそうです。 溝口曰く「これですよ。女に切られでもしなけりゃね、女なんて描けませんよ」 痴情のもつれか?あるいは娼婦に切られた傷でしょうか? また映画のために娼婦たちの生活を調査した際、その実態に打たれた溝口は大泣きして世の男どもの非礼をまるで自分の罪の赦しを乞うが如く彼女たちに詫びたそうです。 さらに奥様が統合失調症だった溝口が女の生きざまを描くとなれば演じるヒロインが無傷でいられるわけがないのです。 個人的に芸術家の暴君伝説の殆どにおいて少しのエピソードが増幅して語られたものだと思い込んでいる私ですが溝口の鬼暴君ぶりは一部の誇張もない、と思っております

  • hgc********

    4.0

    古い価値観も大切にすべき

     戦前の映画を観る事はめったにないので、戦前の価値観を垣間見ることができる作品は、大変貴重だと思う。どう考えても間尺が合わない主人公の2人。間尺に合わないと考えるのは、現代に生きているからであって、当時はあれで納得できる結末だったのだろうと思うと、やはり(昔の)日本人の感性のすばらしさ(?)に驚愕を覚えます。あの感性が戦争の「特攻」「玉砕」へ繋がってゆく心の原風景なのだろう。悪い例を出してしまったけれど、死を賭して純粋な信念を貫き想いに応える(それを理解する人達がいて成立ものだと思うが)事は、やはり現代では成立しないだろう。でもそれを知っておくことは(日本の)過去を理解するうえでも大切なことなのだろう。  

スタッフ・キャスト

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入江たか子水芸太夫・滝の白糸
岡田時彦村越欣也
村田宏寿南京出刃打
菅井一郎高利貸・岩淵剛蔵
見明凡太郎一座の若者・新蔵
川瀬隆司南京口上言
小坂信夫高村刑事
沖悦二老刑事
大原譲丹次郎
田中筆子下宿の婆や

基本情報


タイトル
瀧の白糸

上映時間

製作国
日本

製作年度

公開日
-

ジャンル