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戦略大作戦 (1970)

KELLY'S HEROES

監督
ブライアン・G・ハットン
  • みたいムービー 35
  • みたログ 347

4.14 / 評価:137件

カッコイイとはこういうことさ

  • 怪盗軍団 さん
  • 2009年4月5日 0時01分
  • 閲覧数 418
  • 役立ち度 10
    • 総合評価
    • ★★★★★

 この映画は、私が少年のころ、始めて親とではなく友達と見に行った映画です。なんと「続・夕陽のガンマン」との2本立て!!!

 今では考えられないほどの超豪華な組み合わせだ。たぶんリバイバルだったのかもしれない。

 そしてこの映画の2本立てから私の映画ファンとしての人生がスタートしたのです。本当に思い出深い映画です。

 題がまたすごい!戦略も作戦も意味が同じですよ。まったく意味のわからん題。でもなんかものすごいことがおきそうな、すごいわくわく感を誘う最高にセンスのある題だと思います。

 内容は、第2次世界大戦中、戦闘にまぎれて、とある町の銀行に保管されてるドイツ軍の金塊を奪い取ろうという、西部劇の骨組みをそのまま戦争映画に持ち込んだ画期的なストーリー。

 とにかく出てくるキャラクターが曲者ぞろい、自分が仕掛てるにもかかわらず何があっても「やれやれメンドクセーぜ」といわんばかりにちょっとだらけて不良っぽいリーダー、クリント・イーストウッド。やたら能天気でちょっとイってる戦車長ドナルド・サザーランド。ちゃっかりとがめつい調達人のテリーサバラス。町を守ってるドイツ軍のタイガー戦車隊の隊長なんかも面白すぎる。

 周りの兵隊たちは大義を語っていながら、仕方なく戦争してる中、彼らはまさに自分たちの欲望のために純粋に戦ってる。その潔さがやたらかっこよくまぶしく輝いていました。

 その彼らのハチャメチャ振りがやがて連合軍を大勝利に導いていくのですが、そんなことは彼らの眼中にはまるでありません。ヒーロー扱いされるのがかえって迷惑そうです。

 途中で死んでいった仲間たちの死に様に、戦争という超現実主義の中で、ほんとの意味もわからずに死んでいくのと、そんな中に金塊という単純でもはっきりとした自分のための目標を見据え夢を持ちながら死んでいくのではその死に様はぜんぜん変わってくるものだという感じを持ちました。彼らは戦争という時代の被害者ではなく、カッコイイ野郎たちとして死んでいったのです。

 紅の豚よりもはるかに前に、「かっこいいとはこういうことさ」ということを教えてくれたまさに、Kelly's Heroes な映画でした。
 
 クリント・イーストウッドの戦争映画の中では1番彼らしさが光っている映画だと思います。
 

詳細評価

物語
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