一連のスカイパニック映画の中でも光る傑作
- hoshi595 さん
- 2011年7月14日 18時09分
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- 総合評価
実話に基づいたTV映画と思えるが、明確な記述がないので
定かではない。でも、事実かどうかは別にしても良く出来た
映画で、一連のエアポート・シリーズや他に多々あるスカイ
パニック映画と比べても見劣りしない。
物語は、腕は確かだが定職のない元海軍パイロットと、退職
間近の民間航空会社の機長が偶然に出会い互いに大きな決断
を迫られる。
主演は、「ビッグ」のマクミラン社長役でトム・ハンクスと
共演したり、「インディペンダンス・デイ」ではウィリアム・
グレイ将軍役で出演しているベテランのロバート・ロジア。
共演でセスナの操縦士役を務めるのは、あのTVシリーズ
『スタートレック:エンタープライズ』のジョナサン・
アーチャー船長役で知られるスコット・バクラ。
スカイパニックに付き物のテロや爆発などの派手な場面はない
ものの、一つまた一つと問題が生じて危機に陥る臨場感は
なかなかの迫力。
特に、ロバート・ロジアの機長役は彼の代表作と言って良い程
素晴らしく、一生に何度も訪れない”決断の時”を見事に演じ
切っている。
そして、スコット・バクラは舞台で鍛えた確かな演技で人間味
溢れる男を好演、後のジョナサン・アーチャー船長役での成功
も納得である。
地味だからこそ、人の命の尊さが伝わって来る傑作で、やたら
人が死ぬ事で面白さを引き出そうとする大作よりも好感が持てる。
TV映画なのでDVDで観るしかないが、是非一度は観賞して
もらいたい作品である。
詳細評価
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- パニック
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