金環蝕
2.3

/ 3

33%
0%
0%
0%
67%
作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(2件)

悲しい6.3%かっこいい6.3%セクシー6.3%勇敢6.3%不気味6.3%

  • cyborg_she_loves

    1.0

    実写漫画みたい

    厳密には「サイレント」ではなく、映像と同期した音楽や効果音がついている「サウンド版」です。汽車の走る音、自動車事故の衝突音、などを模した効果音はついています。  映像と音を同期させる技術は既にあるのですから、トーキーは技術的には既に完全に可能になっています。それなのにわざわざトーキーを排してサウンド版にする意味が一体どこにあるのか。  と、見ながらずっと考えていました。  というのはこの映画、字幕が無闇に多く、ペン字体の文字は細くて読みにくく、しかも表示時間も極端に短く、読みにくくて仕方がないんです。  しかも、これだけ複雑な人間関係や、場所の移動や、状況の変化は、字幕なしでは理解不可能ですから、読みにくいからといって字幕をいい加減に読み飛ばしていると、話がわからなくなります(さらに現代人には、旧字・旧仮名・当て字(「吃驚する」など)の読みにくさも障害になります)。  そこで、現代の観客は、一時停止ボタンを多用して、字幕が出るたびごとに画面を止めて解読する、という作業を強いられることになります。  なんでそこまでして今わざわざこの映画を見にゃならんのか? もっとわかりやすくて、面白くて、感動的な映画は他に何百万本もあるというのに? ……と、誰しも感じるでしょう。  そんな苦労をするぐらいなら、原作の小説を読んだ方が、いつでもどこでも自分のペースで読めるし、はるかに快適で面白いです。  そんな苦労をしてまで、文字ではなく映像で見てよかったと痛切に感じさせるほどの、映像的魅力は、この映画にはありません。  この映画、字幕と字幕の間に出てくる映像に、動きは非常に貧弱です。  静止画とあまり違わないようなモゾモゾとした動きしかない映像が映ったと思ったら、すぐに字幕。また静止画みたいな映像、すぐ字幕。その繰り返し。  だったらこれ、別に映画じゃなくて、実写の写真を使った「漫画」にした方がはるかに見やすくていいんじゃない? と私は思ってしまった。  漫画の1コマ1コマの映像と、台詞を、バラバラにして時系列順に1列に並べて目の前に機関銃みたいにドワーッと映されているような感覚が、最後まで抜けませんでした。  映画はうかうかしてると勝手に進んでしまって話がわからなくなりますが、漫画なら、好きなだけ読み返したり、止まったり、(面白くなければ)飛ばしたりできるから、はるかに快適です。  チャップリンは、トーキーが普及してからも頑固にサイレントを作り続けたことで知られていますが、あれはあのパントマイム独特の誇張された動きが彼の喜劇にぴったりと合っていたからこそ意味があったことでした。  サイレント映画は、音声情報がない(または乏しい)分を、映像で補う工夫があってこそ成り立つ様式です。  小津安二郎監督は例えば「その夜の妻」で、ほとんど字幕なしに近いにもかかわらず、俳優の動作と、表情と、映像の構成だけでじつに情感豊かな物語を描き上げました。  そういう映像センスがないまま、字幕の文字で物語を組み立てるぐらいなら、映画なんて作るのやめて小説でも書いてください、と言いたくなります。

  • bakeneko

    5.0

    ネタバレ船と汽車でそれぞれの出発へ

    このレビューにはネタバレが含まれています。

スタッフ・キャスト

人名を選択するとYahoo!検索に移動します。


基本情報


タイトル
金環蝕

上映時間
-

製作国
日本

製作年度

公開日
-

ジャンル