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浮草物語 (1934)

監督
小津安二郎
  • みたいムービー 9
  • みたログ 53

3.82 / 評価:22件

“ウキクサ”じゃなくて“ウキグサ”です

  • bakeneko さん
  • 2021年11月11日 7時34分
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

いきなりすみません!-ずーっと“浮草=ウキクサ”だと思ってました(残存ずるトーキーの歌を聴いてびっくり!)
坂本武が同じ旅回りの役者を演じるー小津安二郎監督の“喜八もの”全3作の2作目で、1927年のアメリカ映画『煩悩』(原作はジョン・ケニヨン・ニコルソンの舞台劇)を翻案しています。
トーキー初期らしく、サイレント版とトーキー版の両方が作られましたが、現在完全な形で残って居るのはサイレント版のみです。

喜八(坂本武)を座長とする小さな旅役者一座が田舎町にやってくる。この街に来た際に喜八は、20年前に恋仲だった女おつね(飯田蝶子)の家を訪ねて、父親と名乗れない信夫(三井秀男(弘次)の成長を見ることを愉しみにしていた。しかし現在の愛人である一座の女優おたか(八雲理恵子)がそれを知って嫉妬し、若い女優おとき(坪内美子)に信吉を誘惑させ…というお話で、コメデイモチーフとして突貫小僧が一座の犬子役で笑いを振りまいていますし、村人の一人で笠智衆も顔を見せています(注意していないと見逃してしまいますよ!)

後に「東京物語」などの小津代表作を撮る厚田雄春らによる映像は、すでに人物の対象配置やローアングル形式が完成していたことを見せる一方で、パン・フォーカスやロングショット長回しなどの先鋭的なショットも採り入れていますし、当時の芝居小屋の雨漏りの様子や鮎釣りの方法も時代を写し取っていますよ…

ねたばれ?
1,本作は、小津自身によって1959年に「浮草」としてリメイクしていますが、登場キャラの名前は一新されていて、主人公の名前も嵐駒十郎(演:中村鴈治郎)に変えられています。
2,招き猫の貯金箱はこの頃既に在ったんだ!

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