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婚約三羽烏 (1937)

監督
島津保次郎
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3.75 / 評価:4件

その楽器であの曲を演奏するとは

  • bakeneko さん
  • 2009年9月2日 15時40分
  • 閲覧数 461
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

“洒脱&ロマンチック”な幸福感に満ちた、戦前の邦画の水準の高さに驚かされる名編喜劇であります。

ドイツ→アメリカにおいて、戦前のロマンチックコメデイ映画の第一人者といえば、E・ルビッチですが、同時代の島津保次郎も軽妙な語り口や練った脚本、そしてロマン的な情感描写において引けを取っていませんでした。
本作は、奇跡的に残っている彼の作品の一つで、その保存状態もベストに近いものであります(ストレスなしに観賞出来ますよ!)。
物語の滑り出しから、喜劇的シークエンスを重ねつつ登場人物を上手く絡めて増加させ、終始“明るい幸福感”を保ちながらクライマックス&エピローグへと進む語り口は、名人芸といえる上手さであり、笑いと同時にロマンチックな美意識と情感も盛り上げて“映画的陶酔感”もたっぷりと味合わせてくれます。

佐野周二、上原謙、佐分利信の三者三様の“色男”振りが面白く、三宅邦子や飯田蝶子らも適演していますが、19歳の高峰三枝子の“絶世の美しさ”は、物語の核となっています。
そして、杉本正二郎の撮影による人物&風景の美しさも必見で、既成曲の使い方も含めた“ハイセンスの作劇の上手さ”を堪能出来る作品であります。

安心して肩の力を抜いて名人芸を堪能出来る、全年齢的にお薦めの心地よい喜劇&人間ドラマの作品で、1930年代の邦画のレベルの高さを再認識させられる映画の一つでもあります。

ねたばれ?
美人は我が儘な方が魅力的!

詳細評価

物語
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