風の中の子供
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

解説:allcinema(外部リンク)

作品レビュー(9件)

切ない23.8%かわいい19.0%泣ける14.3%楽しい14.3%悲しい9.5%

  • kin********

    3.0

    他愛ない

    学校上映するような内容、今から見ると戦争前の風俗には興味深いものもありますが、ありふれた親子の物語。帰ってきた父親を見ておおはしゃぎする子供たちの姿に少し、映画的表現が見えたくらいで、なんにも工夫がない演出と思います。その分あざとい感じはないわけですが。正直私には退屈でした。

  • aco********

    3.0

    子供映画の傑作

    子供には子供の世界があるようで、しかしいつの時代も子供は大人社会に翻弄されざるをえない。 やるせなくなりそうな話を、子供たちのみずみずしい奔放な目線で描いている。

  • sar********

    5.0

    まさに風のような子供たち☆

    1937年のモノクロ作品。 清水監督が描いたのは、家族の中の子供たちです。 本作には、たくさんの子供たちが登場します。 15人ほどの子供たちが、走り、遊び、、、 昔は、子供が大勢いて当たり前、どこでもそんなものでした。 遊ぶ道具が何もなくても、木に登ったり、チャンバラしたり、川で泳いだり。 自分も本作のように、ターザンの雄叫びを上げて町内を走り回ったな〜。 三平が机に向かって勉強している姿が、うっすら消えていくシーン。 いつのまにか遊びに行って居なくなってしまった、という描写ですが、 まさに、風のように描かれた子供たち。 本作に描かれたように、確かにいじめもありました。 しかし決して陰湿ではなく、回りに友だちが沢山いれば、いつのまにか気が紛れ、いじめる側も自然といじめなくなっていったもの。 沢山の子供たちの中に居れば、いつの間にか身に付いていく自立心、協調性、礼節、責任感など、昔はそれが自然でした。 子供の純粋さ、素直さ、優しさが、大きく伝わってきます。 そして兄弟。 特に年が近いと、小さい時は喧嘩ばかり。 でも裏を返せば、いい遊び相手なんですよね〜。 ともに生活し、苦楽をともにし、成長し、何ものにも替え難い絆が深まっていくもの。 兄弟が離れ離れの生活になってしまい、兄の善太が1人でかくれんぼしながら涙する姿に、思わず胸が熱くなります、 実に平凡な日常ですが、この映画は、まさにそんな部分に心打たれてしまう名作です。 また、子供と接していると、 幼少時から、「大人のよう!」と思わせる瞬間がありますよね。 本作の特筆すべくは、そんな部分も描き出したところです。 兄弟でいつもは喧嘩ばかりしていても、苦境に陥ると助け合い、 親が苦しんでいると、子供が溢れんばかりの思いやりを発揮して、どちらが大人か分からなくなるような時があったりします。 会社で危機を向え、落ち込む父を見てとった三平の仕草が実に素晴らしかった。 子供を中心とした家族の絆を見事に謳い上げた名作。 沢山の子供を登場させ、自然な演技を引き出した監督の手腕は、実に見事だったと思います☆

  • Kurosawapapa

    5.0

    天才的手腕! 純粋な子供たち☆

    清水宏監督が自然を描く時、 そこには必ず、沢山の子供たちが存在している。 純粋な子供たちは、清水映画にとって、ナチュラルに自然の一部なのだ。 ======= 小学生の兄弟である善太(葉山正雄)と三平(横山準)は楽しい夏休みを過ごしていたが、ある日、警察がやって来て、父親を私文書偽造の疑いで連れて行ってしまう。 三平は親戚の家に預けられ、兄弟は離ればなれになって暮らすことに。 ======= 清水監督の得意な手法として “ディゾルブ” がある。 (*画面転換の技法で、画面が次第に消えていくにつれ、次の画面がとけ込み入れ替わる) 冒頭、子供が机の上で本を読んでいるシーン。 ディゾルブによって、いつの間にか子供がいなくなり、遊びに行くシーンに転換。 場所を変え子供たちが走っていく姿を、何度も何度も上塗りしていく。 まさに “風” のように駆け抜けていく子供たち。 清水監督は、親子を描きつつ、 終始、子供の視点を崩していない。 遊びや喧嘩を通しての、子供の自負、悔しさ、寂しさ。 家族の中では、 親のことを心配し、憂い、子供なりに親を励まそうとする。 一人で “かくれんぼ” をするシーンなどは、 完全に子供の感性と同化した描写で、 涙する姿が、なんとも切ない。 道の真ん中に据えられたキャメラで、姿が小さくなるまで歩いていく父子を映し出した、監督得意のロングショットも秀逸。 また、時として上手く噛み合ない、子供と大人の距離感も絶妙で、 大人社会を詳細に描いていないのも、子供の感覚とマッチしているように見える。 子供の純粋な気持ちをここまで表現できた映画は、類を見ません。 「 アーアア〜 」と、 ターザンの真似をしながら走り回る子供たち。 最後は、その声が、いつまでも余韻に、、、 太平記に、こんな言葉がある。 『 天花 風に繽紛(ひんぷん)として 梵音(ぼんのん)雲に悠揚す 』   この言葉を借りるなら、本作はこんな感じ。 『 子供たち 風に繽紛として 子供の声 雲に悠揚す 』 ( 子供たちは風に乗って宙を舞い、子供の声は緩やかに雲へ上ってゆく ) 優れた手法と、クオリティの高さを伺わせる、 清水映画を代表する名作です☆ ( SHIMIZU:No2/9 ) 監督キーワード:「ディゾルブ」

  • kih********

    5.0

    今は87歳のご老人

     1937年の映画の中で小学5年生の善太少年、ということは現在87歳か。おそらくお元気でお過ごしのことだろう。当時1年生の三平少年は現在83歳。もちろん、お元気だろう。  この映画の8年後、日本は敗戦に至る。その時この兄弟は19歳と15歳。兵役に服したか、ギリギリの年齢か。いずれにせよ、多難な社会状況の中、この兄弟は強く生きることが出来ただろう。少年期の家庭の悲劇がその後の彼らを強くしたに違いない。  その頃私は生まれた。私の小学生時代は、戦後ではあるが、戦前の善太兄弟の日常と全く同じだ。違うのは、映画タイトルが右から左に書かれていること、配役でおじさんが「おぢさん」と書かれていること位だ。私も男二人兄弟。善太クンの振舞いのひとつひとつに自分が重なる。映画を観るというより、この世界に入り込まされてしまった。  今は違う。子どもの人権条約があって、子どもは親のもとで養育されねばならない、と決められている。これは法的に守られている(はずだ)。もうひとつ、子どもは良い環境で育てられなければならない。これはどうだろうか。良い環境 ―― それは、この映画の中に再現されている。木に登ることができる、川で泳ぐことができる、生活道路を(車などきにしないで)思い切り走りまわることができる。  善太・三平老人が、今の子どもたちをどのようにご覧になっておられようか。  古い映画のデジタル再生だから、画像は暗い、音は悪い。しかしこれでいい。これがいい。これは歴史資料だ。人間の温もりの、生活の記録だ。

スタッフ・キャスト

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坂本武おじさん
岡村文子おばさん
突貫小僧曲馬団の少年正太
若林広雄曲馬団の親方
谷麗光医師
隼珍吉馬丁
笠智衆巡査
長尾寛赤沢
河原侃二執達吏

基本情報


タイトル
風の中の子供

上映時間

製作国
日本

製作年度

公開日
-

ジャンル