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風の中の子供 (1937)

監督
清水宏
  • みたいムービー 5
  • みたログ 70

3.56 / 評価:18件

まさに風のような子供たち☆

  • saratto☆ さん
  • 2014年11月1日 9時15分
  • 閲覧数 618
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

1937年のモノクロ作品。
清水監督が描いたのは、家族の中の子供たちです。

本作には、たくさんの子供たちが登場します。
15人ほどの子供たちが、走り、遊び、、、
昔は、子供が大勢いて当たり前、どこでもそんなものでした。

遊ぶ道具が何もなくても、木に登ったり、チャンバラしたり、川で泳いだり。
自分も本作のように、ターザンの雄叫びを上げて町内を走り回ったな〜。

三平が机に向かって勉強している姿が、うっすら消えていくシーン。
いつのまにか遊びに行って居なくなってしまった、という描写ですが、
まさに、風のように描かれた子供たち。

本作に描かれたように、確かにいじめもありました。
しかし決して陰湿ではなく、回りに友だちが沢山いれば、いつのまにか気が紛れ、いじめる側も自然といじめなくなっていったもの。

沢山の子供たちの中に居れば、いつの間にか身に付いていく自立心、協調性、礼節、責任感など、昔はそれが自然でした。

子供の純粋さ、素直さ、優しさが、大きく伝わってきます。

そして兄弟。
特に年が近いと、小さい時は喧嘩ばかり。
でも裏を返せば、いい遊び相手なんですよね〜。

ともに生活し、苦楽をともにし、成長し、何ものにも替え難い絆が深まっていくもの。

兄弟が離れ離れの生活になってしまい、兄の善太が1人でかくれんぼしながら涙する姿に、思わず胸が熱くなります、

実に平凡な日常ですが、この映画は、まさにそんな部分に心打たれてしまう名作です。

また、子供と接していると、
幼少時から、「大人のよう!」と思わせる瞬間がありますよね。
本作の特筆すべくは、そんな部分も描き出したところです。

兄弟でいつもは喧嘩ばかりしていても、苦境に陥ると助け合い、
親が苦しんでいると、子供が溢れんばかりの思いやりを発揮して、どちらが大人か分からなくなるような時があったりします。

会社で危機を向え、落ち込む父を見てとった三平の仕草が実に素晴らしかった。

子供を中心とした家族の絆を見事に謳い上げた名作。

沢山の子供を登場させ、自然な演技を引き出した監督の手腕は、実に見事だったと思います☆

詳細評価

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