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風の中の子供 (1937)

監督
清水宏
  • みたいムービー 5
  • みたログ 70

3.56 / 評価:18件

清水オヤジのしあわせナチュラル感覚♪

  • あでゅ~ さん
  • 2008年11月28日 11時53分
  • 閲覧数 344
  • 役立ち度 11
    • 総合評価
    • ★★★★★

清水宏監督は、
小津さんと同じ松竹で、
人柄も演出方法もまるっきり正反対、
なのに親友同士だったそう。

笠智衆さんが書いています。
「小津組の撮影はセットが中心でしたが、清水オヤジはロケーションが大好きだった。僕らがロケに行くとキャメラを覗きながら、『おい、いい景色だろ。ここに君たちが出てくると、ぶち壊しになるんだ』と言っていました。自然が好きで、美しい自然の前では、動物か子供しか動いちゃいけないという考えだったようです」

この映画でも、
子どもたちは疲れを知らぬ風のように
飛びまわって。走りまくって。
ふんどしで川に入ってたり。ケンカしたり。
それからボンヤリ佇んだり。

すべてのショットが、
自然のなかの、子どもたちの体のリズムに合わせ、
動くときはテンポよく、
じっくり見つめるときはいつまで~も気ながに、
といった調子。

だって子どもたちは大人よりずっと自然に近いんだぜ!

その「自然」の美しさをじっと見守るおおらかなまなざしを、
清水組のスタッフの大人たちは会得していたようです。
それだけ、そこには「美しいもの」があるんだと、
清水オヤジは信じていたのでしょう。

じじつ美しい映画です。

こういう映画は、
現代ではなかなか難しいかもしれません。

「お二人は、顔形も正反対でした。
小津先生はスマートで洒落者。清水オヤジはデップリしてキンカン頭で、夏場は『涼しいから』と、ランニングと半ズボンでいるような人です。お二人が並んでいると、大学教授と鉄工所のオヤジが一緒にいるようでした」

どこまでいっても、
映画というものは、
キャメラが見つめた現実の記録です。
(アニメやCGでないかぎり)

演技とか自然とか、
そんな区別は考えもせずに、
キャメラはそのとき、その向こうに確かに在った「現実」を記録します。

清水オヤジという人は、
そういう感覚をよく知っていた人だったのでしょう。

そういう人の映画を見てると、

そこに、

こういう木があって

こういう子どもたちがいて

こういう雲が浮かんでいて

こういう風が吹いていたんだなあ、

と、たしかに感じられます。

一種のデジャ・ヴュ?

とくべつな、

しあわせな気持ちになれるのです♪

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