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按摩と女 (1938)

監督
清水宏
  • みたいムービー 8
  • みたログ 61

4.18 / 評価:17件

唖然、呆然

  • sa1******** さん
  • 2007年12月2日 14時33分
  • 役立ち度 10
    • 総合評価
    • ★★★★★

今から約70年も前にこんな映画が撮られていたとは・・・
自分の無知さ加減に腹立たしささえ覚え、強い衝撃を受けました。

水たまりに降りしきる雨粒の映像やこちらに歩いてくる人物の映像(多分望遠レンズを使用しているとは思いますが年度からいって高倍率ではないでしょう)など次々とハッとするものがが現れてきます。

映像の素晴らしさにウカウカしていると、物語の語り口のうまさ、ストーリーの切なさに涙します。

まるでジャ・ジャンクーの「一瞬の夢(小武)」を観たときのような衝撃。

清水宏監督はこの3年後に「簪(かんざし)」という作品を撮っています。
両作品とも温泉場が舞台となり旦那から逃げてきた二号さんや湯治客やあんまが登場します。
「按摩と女」のシリアス調に対し「簪」は多く喜劇調が混ぜられており(作品の全体の印象は違いますが)、高峰三枝子が演じたヒロインが田中絹代に変えられています。
このことから「按摩と女」を一般受けするものに変えようとした意図が感じられます。
(当然、プロデューサーか監督の意図かはわかりませんが・・・)

清水宏監督のフィルモグラフィーにはとるに足らない作品もありますが、多くの傑作がちりばめられているようです。

この傑作がリメイクされるという話を聞きました。
大きな期待と共に、大きな不安も感じます。
70年前の表現技術を現代技術で再現するだけだったら、非常に簡単なことで、全く面白みの無いものになってしまうでしょう。
「按摩と女」を作った心 (かなり曖昧ですよね) のリメイク (もしくは自分なりの再構築) が必要だと思うのです。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 泣ける
  • 悲しい
  • 切ない
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