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按摩と女 (1938)

監督
清水宏
  • みたいムービー 8
  • みたログ 61

4.18 / 評価:17件

嘗てあった温泉町で…

  • bakeneko さん
  • 2013年3月6日 6時34分
  • 閲覧数 1242
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

「簪(かんざし)」(1941年)と双璧をなす:清水宏の温泉宿ムービーの傑作で,山深い温泉地という“非日常空間”に舞い降りた麗人が起こした波紋を,彼女に淡い恋心を抱いた保養客:佐分利信と按摩:徳大寺伸を中心にユーモアを湛えた演出と幻想的なまでに美しくノスタルジックな映像で綴っています。

按摩の“目が見えない”ことを生かしたギャグや薀蓄も面白く,係わりあう-学生,女学生,湯治客,宿主等との会話ややりとりも鷹揚で,戦前の日本の豊かな情緒に,観客もゆったりとした保養感覚を共感できます。
更に特筆すべきは見事な映像で,山道,温泉町並み,馬車,屋内での登場人物の動きと表情を見事に写し撮って映像に語らせるカットバックの素晴らしさは天才的であります。

ゆったりとした人情とユーモアの中に,鮮烈な美人&美観を魅せて“人生で刹那的にすれ違ったうつくしいもの”へのノスタルジーを浮かび上がらせる傑作で,今は失われたロケ地温泉郷と高峰三枝子を映像に留めた映画であります。


ねたばれ?
1,“東京の匂いがする”という台詞は,本作の前年に日本公開された「望郷」のヒロインを主人公が例えた名台詞-“メトロの匂いがする”が元ネタであります(この場面での高峰さんの登場メークは“ミレーユ・バラン”風であります)。
2,で,犯人は誰だったの?

詳細評価

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