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弥次喜多道中記 (1938)

監督
マキノ正博
  • みたいムービー 1
  • みたログ 17

4.43 / 評価:7件

どうせこの世は泣き笑い♪

  • bakeneko さん
  • 2009年11月19日 17時58分
  • 閲覧数 301
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

心底“日本人で良かった”と思わせてくれる至福の一品で、マキノ&小国の名コンビの第一作でもある“異色娯楽歌謡時代劇”の大傑作であります。

えー、本作は「鴛鴦歌合戦」と並ぶシネオペレッタの代表作とされていますが、その素晴らしい面白さは寧ろこの映画ユニークな部分にあります。つまり、「鴛鴦歌合戦」程の“トンデモ性&音楽性”はありませんが、逆に“史実や講談を取り混ぜた登場人物群の絡みの論理性に基づいた面白さ”に於いて突出しているのであります(後で調べてみたのですが、適当に採って来た様に見えるのですが(驚いた事に)時代性は合致しています)。

19世紀初頭の時代劇の登場人物である、
遠山の金さん
鼠小僧次郎吉
弥次浪衛&喜多八
黒門町の伝七
等を史実と虚構、古典や巷説と新作を縦横無尽に織り込んで絡また御話をみせて、更に洋楽&邦楽&歌謡までミックスして、それでも統一感保つ脚本と演出の見事さは神業レベルであります。
そして、見事なアクションやコメデイモチーフに、ミステリーや人情劇まで盛り込んだ豪華な作りに加えて、見事な日本舞踏まで見せてくれて100分足らずに纏めるなんて凄い!としか言いようがないのであります。
役者陣は片岡千恵蔵、志村喬、デイック・ミネらの総出演も楽しく、特に今回は集団の殺陣や野外ロケも魅力となっています。
明確で面白く興味深い脚本に、緩急取り混ぜた名人的演出、見事なカメラワークに斬新な音楽性の、全ての人にお勧めの“驚愕の面白さ”の娯楽作品ですが、上記の人物の出てくる史実や作品&時代劇の知識があった方がより楽しめると思います。

ねたばれ?
1、 “馬の足シークエンス”の音楽は、モダンタイムスで使用された“ティティナ”(この時代に使用して大丈夫だったんだ)。
2、 役職名に“あれっ”、と思うかもしれませんが、“遠山の金さん”は、北町&南町の両方で奉行をしています(史実です)。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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