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子供の四季 春夏(はるなつ)の巻 (1939)

監督
清水宏
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3.50 / 評価:2件

二つの家と悪い媒介者

  • 文字読み さん
  • 2008年11月10日 23時58分
  • 閲覧数 337
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

1939年。清水宏監督。事情があって本家から絶縁状態にあった夫婦のもとに祖父と祖母が相次いで訪ねてくる。二人の孫(兄弟)かわいさに絶縁は解かれるけれど、事業家の祖父からの借金が返せない夫婦。わだかまりを残しつつだんなが死んでしまい、残される母と二人のこども・・・。

夫婦と兄弟のいる牧場と、祖父たちが住む旧家を行き来する映画。「風の中の子供」と似た設定、似たキャストですが、さすが清水監督、一部のスキもない。夫婦が営む酪農と祖父の製織工場の違い、馬に乗る祖父とバスに乗る祖母、仮面をつけた子供たちと主役の子供、と二つのものの対照が完璧な映像でとらえられています。対立を行き来する子供たちをとらえる。そしてその仲介として祖父と夫婦の間に入る「悪い媒介者」としての分家の男が不吉な影を落とします。すばらしい伏線。

カメラが移動しだすと人物たちの感情も動く!山を背に川で水遊びする兄弟が父の危篤を知ってこちらに向かって走ってくるシーンを見よ!

家制度内部のしこりと子供たちの対立を上手に紹介する完璧すぎる導入部分。DVDには次の「秋冬の巻」も一緒におさめられていますがそれはあちらで。

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物語
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