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ゾンゲリア (1981)

DEAD & BURIED

監督
ゲイリー・A・シャーマン
  • みたいムービー 18
  • みたログ 169

3.52 / 評価:75件

恐怖と悲哀のゾンビ映画

  • 一人旅 さん
  • 2016年3月30日 12時55分
  • 閲覧数 1397
  • 役立ち度 7
    • 総合評価
    • ★★★★★

ゲイリー・A・シャーマン監督作。

小さな港町を舞台に、甦った死者たちによる殺人事件を捜査する保安官・ダンが体験する恐怖を描いたホラー。
グロテスク&残酷な描写を全面押しした一般的なゾンビ映画とは一味違った作品で、『SF/ボディ・スナッチャー』や『ゼイリブ』のように人間社会が密かに侵食されていく恐怖に焦点を当てている。
特徴はゾンビの姿形や行動が普通の人間と何ら変わりないこと。普通に言葉も話すし生前と同じ生活&仕事をしているから、人間とゾンビを表面上からは判別できない。そのため、殺人事件が多発しているのに町は一見平和で、それがかえって不気味な雰囲気を生んでいる。
とは言えゾンビ映画らしい恐怖演出はしっかり用意されていて、本性を露わにしたゾンビが町を訪れた人間を次々に殺害していく描写は恐ろしい。ゾンビの襲撃スタイルも両手を上げながらゆっくり襲い掛かるという教科書通りのゾンビではなく、“集団化”を除けば人間とほとんど変わらない。老朽化した空き家に迷い込んだ家族連れをわずか0.1秒で無数のゾンビが取り囲む場面は衝撃的な急展開。“一体どこから湧いたんだ!?”と突っ込みを入れたくなるがそこはご愛嬌。
また、顔面が崩壊した死体に驚異の外科手術を施す場面や、目に針を突き刺す描写は映像的にインパクト絶大。全体的に血の量こそ少ないが、鑑賞者の生理的嫌悪感を煽る意地悪な演出が秀逸だ。
そして、恐怖以上に悲哀を感じさせる&どんでん返しありの脚本も新鮮で、このあたりはリドリー・スコットの『エイリアン』で知られる脚本家ダン・オバノンの手腕が見事に発揮されている。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 悲しい
  • パニック
  • 不気味
  • 恐怖
  • 絶望的
  • 切ない
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