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存在の耐えられない軽さ (1988)

THE UNBEARABLE LIGHTNESS OF BEING

監督
フィリップ・カウフマン
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  • みたログ 817

3.80 / 評価:200件

3時間の超大作

  • shi***** さん
  • 2020年4月9日 23時02分
  • 閲覧数 419
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

僕は男女間の関係性などどうでもいいと思っているので、こういう自由奔放なくせに辺に思想めいたこだわりがある自由主義者の映画においては、ラストのみにしか興味がない。ジュリエットビノシュとダニエルデイルイスは平時では「ただのアホ」だが、プラハの春(チェコスロバキアの変革運動)中では、そのアホ行為も崇高な意味合いが出てきてしまう。ようするに不貞行為も極めれば「道」になるという論理だ。

だから三時間の上映時間が必要になる。

短いと、つまりは短距離走だと「道」っぽく、人生談話っぽくならないしな。

まぁ、反権力思想がない僕には苦痛だったよ。

ダニエルデイルイスは浮気行為の原動力が「何かわからない」と逃げを打っているが(本当に分からないんだろうが)、女が簡単に自分の思い通りになる、他人が簡単に落とせるのであるなら、そんなの結婚したって封印する必要はないわけで、自由万歳主義なら、当然倫理観や常識などとるに足らないもんんだろうから、そこに疑問は生まれない。また生まれる必要がないと僕は思う。常識人なら「なら結婚しなきゃいいのに」などという短絡結論に陥るのだろうが、そういう問題ではない。なぜ他者に許しを請う必要があるのか? ただ嬉々として、その能力を使えばいいだけである。それが自由本来の正体だと俺は思う。誰にも縛られない。他者がどうなろうと打算的な嗜好はない。それこそが重要なのだ。

それを嫌味なく演じるダニエルデイルイスは凄い。

ファントムスレッドでも似たようなクズを演じているが、あっちはもう晩年のオッサンだから女に屈したが、本作では若いので女に屈していても結果として同調してるかのような体裁。ゆえに幸せだと本人談。僕には窮屈に見えるけどね。

で、二人は一緒に死ぬ。

そりゃ死ななきゃ映画終わらないよね。

別にクズは断罪しろだとか、政治色について言及はしないよ。

でも本題は「存在の耐えられない軽さ」じゃないの?
どうせなら画家の女も一緒に死ねば良かったのに。

詳細評価

物語
配役
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音楽

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