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なつかしの顔 (1941)

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成瀬三喜男の短編

  • すかあふえいす さん
  • 2015年7月30日 16時08分
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    • ★★★★★

オープニングは出征していく兵士や万歳をする子供たちの絵を背景にして始まる。
空を飛びまわる飛行機の模型、子供たちはそれを追う。「腰弁頑張れ」を思い出す。
ラッパの音で集まり駆け出す子供たち、行進に追いついて一緒に歩いていく。羨望のまなざし。 
泣く子供を見て動く叔父さん。一方、木の上を見つめる子供たち、上って取ろうとする子供、列車の疾走、汽車の風、子供たちの疾走が事故の発生を物語る。
“名誉の負傷”、バス、徒歩、馬車に乗せてもらう移動、今度は本物の飛行機が上空を飛んでいく。家族の前で痩せ我慢、店先に並ぶ飛行機の模型。
見舞いに来る子供たち、置いてあるイモをめぐる会話が面白い。「食べなさい」とすすめても遠慮する姿が可愛い。良い子たちだ。
上演前もイモをパクパクつまむイモ好きの女性。
映画館のニュース、アメリカにいる同胞の話、戦争の様子を見て表情を曇らせる「あの人は無事だろうか・・・」思わず泣いてしまう。
お目当てのものが見れるか見れないか、期待と不安。遠く離れた人が映るのは手紙をもらうのと似たようなものだろうか。文面で姿を思い浮かべる手紙、一瞬の映像で他に映らないものや言葉を想像させる映画。

バスに揺られて眠る外では兵士たちが戦闘訓練に励む、送られた写真は見たのか見てないのか。観客の目に映されないのがその疑惑を生じさせる。
飛行機の土産、嘘を知っている人々、「広い畑みたいなところ」、「何とか」、真実を知ってしまったショックが怪我をした子供を突き動かす。
飛行機よりも真実を言って欲しい、一瞬映る川の様子、今度はもう見る事を避けない、逃げない。

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物語
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