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戸田家の兄妹 (1941)

監督
小津安二郎
  • みたいムービー 2
  • みたログ 74

3.87 / 評価:23件

小津の最高傑作

  • すかあふえいす さん
  • 2014年4月22日 20時48分
  • 閲覧数 832
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

小津の作品と言うと説明的で説教臭い話が多く、俺のような人間にはまず肌が合わないタイプの人間だ。
そんな俺でもコイツは良い作品だと思った。メッチャ良い。
「東京物語」ほどかったるくないし、何より家族が崩壊していく様子をストレートに描写していくところに惹かれる。
突然の死や老いた家族のたらい回しなんかアッチより残酷さを感じた。
戦前の映画で家制度の崩壊をここまで辛辣に描けたのは、家族を何十回と描いていく小津だからこそ出せた答えだ。
葬式の後に遅れてやって来た昌二郎は、正に家族への怒りをストレートにぶつける江戸っ子小津の代弁者だ。
「食うや食わずの人間だって、親と子の関係はもっと暖かいもの。どれもこれも一つの腹から生まれながらこの有様はなんだ!」
こ の 有 様 は な ん だ ! !
「人が何と言おうとそんなこと構いやしないよ、対面だとか体裁だとか、世間体とか、そんなことじゃ何にも出来やしないよ。」
何故だろう・・・説教臭い匂いが無い。だって誰もが思う怒りがここに集約されているもの。

良い意味で小津の家族描写が完成された作品。
唐突なラストもまた意味深だったりするのかも。
斎藤達雄はこれと「宗方姉妹」を最後に小津作品に出なくなってしまった。もう少し見たかったよ・・・。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

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