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第五列の恐怖 (1942)

監督
山本弘之
  • みたいムービー 2
  • みたログ 1

4.50 / 評価:2件

憲兵隊司令部から特別表彰された特薦映画

  • bakeneko さん
  • 2017年8月30日 13時18分
  • 閲覧数 256
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

1942年に創られた憲兵隊特選の国策的防諜啓蒙映画で、航空機の新型エンジンの機密を巡って敵国スパイと大日本帝国諜報部が熾烈な攻防戦を繰り広げます。

え~、タイトルになっている今では死語となっている“第五列”とは―
敵国の情報を奪取したり、敵国に不利な状況になるデモやストライキが起きるように敵国民を宣伝煽動する工作員に対する蔑称で、敵国語である英語が禁止されていた戦時下でスパイのことを指す言葉として用いられました。
1936年のスペイン内戦時に、反政府軍側のビダル将軍が「我々は4個軍団をマドリードに向け進軍させている。そして人民戦線政府が支配するマドリード市内でも我々に共鳴する5番目の軍団(第五列)が戦いを始めるだろう」と放送したことに起源があるとされ、当時の世界で最新の流行語でもありました。
因みに“第六列”と言う言葉もあって、これは―第五列に洗脳されて「不戦」を訴えたり、現政策に対する不平不満を表明する自国民のことであります(わあっ、私のことだ♡)

旧満州で終戦時にソ連に接取されたフィルムがロシアから返還された際に発掘された映画で、現存フィルムは全体の1/3位の部分が欠落した64分の不完全版で、(シーンの欠落もありますが)一応物語はきちんと繋がっています。
「あなたは狙われている」、「重慶から來た男」に続いてゆく“憲兵隊活躍&国策的防諜映画”で、敵国(支那を暗示)の第五列である轟夕起子(暗号名:Y
-17号!)が最新の航空エンジンの設計図を入手しようとします(小型カメラが素敵!)。そして、クライマックスは会議中に技術者たちを爆殺する時限爆弾のサスペンスで盛り上がります(アナログ時計爆弾って秒針の進行がスリリング!)。
元からそうだったのか、それとも修復した為なのか、突っ込みどころも満載の作品で、原型となった「間諜X-27」のディートリッヒを意識した轟夕起子の演技も見所ですよ!

ねたばれ?
(爆弾は)てっきり花瓶の中に仕掛けてあると思ったのに…

詳細評価

物語
配役
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音楽

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