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ハナ子さん (1943)

監督
マキノ正博
  • みたいムービー 1
  • みたログ 16

4.00 / 評価:8件

お使ひは自転車に乗って♪

  • bakeneko さん
  • 2012年3月15日 18時07分
  • 閲覧数 260
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

1943年に創られた戦時統制下の映画ですが、戦争の暗雲が次第に濃くなる時代と状況を描きながらも“底抜けに明るい”ホームコメディミュージカルの本作は、(仮面的にせよ)幸福感に溢れた戦時下世界を現出して不思議な感覚を味あわせてくれます。

オープニングからMGMミュージカルを彷彿とさせるレビューシーンに“軍部に怒られなかったのかな?”と心配になる作品で、マキノ監督の音楽センスが爆発した楽しいコメディミュージカル映画となっています。
オリジナルの曲“わたしは健やかな娘”、“お使ひは自転車に乗って”、“楽しい我が家”、“緑の小径”、“丘の青い鳥”等に加えて戦時下の“隣組”(“ドッドッドリフの大爆笑”♪の元歌です)、”愛国行進曲”(“見よ東條の禿げ頭”♪の元歌です♡)、”月月火水木金金”(この曲もドリフ大爆笑で使われました♡)等の唱歌も沢山出て来る作品で、給料が国債になったり、空襲に遭ったり、子供が生まれて早々に徴兵されても皆楽しそうにニコニコしている―”戦時下のサザエさん”ともいえる作劇の能天気さに、観客は異次元空間へと引き擦り込まれる不思議な映画であります。
実生活でも結婚して長男を授かり絶頂期だった”マキノ正博&轟夕起子”の幸福感が産んだ?眩しいほどの明るさに満ちた作品で、灰田勝彦に加えて高峰秀子も歌声を聴かせてくれますし、21歳の山根寿子も若さが輝いています。

轟夕起子(25歳♡まだ細い!)主演の屈託なく見る事の出来る愉しいミュージカルですが、色々と時代を深読みすることもできる戦時下明朗コメディ映画であります。


ねたばれ?
1、当時の自転車には前籠が付いていなかったんだ!
1、”三国同盟ばんざーい”って...。
2、(右傾化が著しい)現代の大阪市もそのうち給料が国債になったりして

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