無法松の一生
作品レビュー(14件)
- ame********
4.0点
三船版を先に見てました 構成も演出も当然と言えば当然だけどほぼ同じなのな どっちかと言えば三船の松が好きなのだけど 阪妻の松も可愛げがあって実にいいな 「吉岡さん」か・・・ 松も可哀想よなあ 奥さんも悪気はないんだけど 泣けてしまいます 随所に使われる 時の流れと松の命の炎を表す車の回転 グッと来るものがありました ああ・・・あのシーンは検閲でカットされたのね とびとびとなっては心情の表現もなおざりにされて 稲垣監督も悔しかったのだろうなあ
- カリブソング
4.0点
祇園太鼓のシーンが何ともカッコいい!さすがは田村三兄弟の親父さん!
- ike********
3.0点
とても有名な映画である。特にレビューアーは3年前に引っ越してきたここ北九州では大変な人気と言うか、郷土の誇りのような映画である。地元の博物館にはこの専用コーナーが設けられているほどである。全国的にはそこまでではなくとも、大体のストリーとか、村田英雄の歌などでも、概要くらいは分かろうと言う作品である。 しかし、全く見たことがなかったので、見てみることとした。 しかしながら、見ての感想はと言えば、「う~ん、何とも」としか言いようがないものであった。 坂東妻三郎主演ではなく、三船敏郎が主演したものだったと思うがヨーロッパの映画祭で賞を取ったとのことであるが、これで、よくとれたとしか言いようがなかった。 地元に長いことから住んでいる人の話を聞いたところでは、この話は、軍人の奥さんに無法者が横恋慕する形のもので、できた当時は軍の検閲に会い、かなりの内容変更を迫られた結果であると聞いた。 だから仕方がないのかな? ここにあげられているイメージワードには当てはまるものがい。しかし、何も選ばないと先へ進めないようであるので、とりあえず「不思議」を選んでおいた。 確かに、地元の人の解説がないと、よくわからない映画なので、当たらずとも遠からずのイメージワードであろうか?
- uay********
5.0点
脚本伊丹万作、演出稲垣浩、主演阪東妻三郎の本作『無法松の一生』は、戦時中に製作され、80年近く経った現代でも生き続ける国宝級の作品である。 往年の大スター阪妻。なるほどエネルギッシュで魅力溢れる役者ぶり、天衣無縫な松五郎役は素晴らしい輝きを放つ。 どこか『七人の侍』の菊千代と相通づるものを感じる。もしかしたら三船敏郎は菊千代を演じるにあたって無法松の阪妻を参考にしたのではないか、そんな想像さえしたくなる。 本編は戦時中の検閲で、松五郎の大尉夫人への片想いの感情を想起させるシーンが、随分カットされているそうだが、そういった箇所は観客の方で補完するため、作品自体却ってあっさりとした清々しい一篇になったとも言える。 その他にも、地元の顔役を演じた一方の大スター、月形龍之介の威厳漂うカッコよさなど、見所は満載である。 松五郎が惚れてしまう、吉岡大尉夫人を演じた園井恵子の美貌と上品な佇まいは美しく、必見。
- しんぼう
5.0点
僕の中で無法松と言えば、戦後の三船敏郎よりもやはり阪東妻三郎の方がシックリくる。 あの人懐っこい優しい笑顔が何とも言えず好きです。カットされてないものを是非観たかった… 戦争がなければ、おそらく検閲もなければ、夫人役の園井恵子さんも原爆で被爆死される事もなかったかと思うと今更ながら悔しい。
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