静かなる決闘
あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
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作品レビュー(29件)
- kus********
5.0点
現実にこのような聖人君子がいるのだろうか? 「酔いどれ天使」で医者を演じた志村喬の父親とのちに「赤ひげ」で医者を演じる三船敏郎が親子で医者という豪華な配役。 主人公は三船敏郎演じる医者の先生なのだがこの先生が酔いどれ天使の先生にも赤ひげ先生にも負けない恐るべき聖者のお医者様。現実にこんな人格者がいるかよ、ってぐらいの人。 狂言回しの元ダンサーで看護婦になる女の子の心境の変化がそのままこの映画の感動となっている。この子が先生の秘密を立ち聞きすることで偉大さを知ったり、先生の苦悩に一緒になって泣くシーンは凄く感動してもらい泣きしました。
- kii********
5.0点
このレビューにはネタバレが含まれています。 - jun********
4.0点
野戦病院で梅毒に感染した医師。復員して婚約解消する。理由は言えない。今の時代のこの状況だから見て感じてほしい。日本人の強さ、とりわけ、女性たちの強さ。
- aco********
3.0点
黒澤は徹底して戦争の影にこだわるなぁ、と思う。 戦争が人をまるっきり変えてしまうこと。黒澤は実生活においておそらく、そういった人たちの姿をたくさん見てきて、また、それを無視はできなかった。そして映画によって、それでも人間の底に残る善意の魂に光を当て、その光によって、来るべき若い魂が報われる、再び踏み出そうとする姿を描こうとする。 三船よりもヒロインよりも、見習い看護師の女性が裏の主人公だな、と思う。彼女の変化がもっとも美しい。 印象的なのはラストの、手鏡からの光とたなびく白いタオル群。 それにしても、物語とほとんど関係のないところで、冒頭、大雨の野戦病院、トラックの中の男の大声の叫びが雨音にかき消されて聞こえないシーンが、「画」としては、もっとも印象深い。 黒澤明といえば、深刻なシーンに明るい音楽をぶつけるコントラストが得意だが、それはいささかクリシェ化している。映像と音のズレとして、聞こえるはずのものが聞こえないこの演出の強度はインパクトあった。
- WXYは知ってても、それだけじゃ
4.0点
幸せだったら案外俗物になっていたかも、父親のその言葉が物悲しさを語る。
スタッフ・キャスト
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