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春の戯れ (1949)

監督
山本嘉次郎
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4.40 / 評価:5件

マルセイユ→品川に舞台を変えて…

  • bakeneko さん
  • 2017年3月29日 15時54分
  • 閲覧数 212
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

「泉のマノン」(1952年)(=「愛と宿命の泉」2部作(1980年)や「プロヴァンス物語 マルセルの夏」、「プロヴァンス物語 マルセルの城」等の原作者である:マルセル・パニョル(1895年~1974年)がテアトル・ド・パリ座のために書いた大衆演劇戯曲:マリウス(1929年)とその続編であるファニー(1931年)を自身の脚本&アレキサンダー・コルダ監督で映画化した「マリウス」(1931年)を、明治期の日本(品川)を舞台にして翻案したもので、古き良き日本人の人情の機微と若い恋の行く末が、若き日の宇野重吉(34歳)&高峰秀子(24歳)を中心として語られてゆきます。また、それぞれの父、母親に徳川夢声、飯田蝶子、ヒロインに求婚する越後屋に三島雅夫が扮して上手さを見せています。

船乗りになって世界を周遊する夢に取り付かれた青年と彼を慕う幼馴染の恋の行く末を、庶民の人情豊かに活写した―“悪い人が一人も出てこないお話”で、人の縁と運命の不可知性でも感じ入らせてくれます。

原作のマルセイユを品川に置き換えたお話ですが、フランスと日本の庶民感覚の共通性が展開を自然なものとしています。
元来が演劇由来の展開を意識して新派調で演出した作品ですので、演劇の名場面を観るような凝縮された長廻しドラマとなっていますから、名優のお芝居を十二分に堪能できますよ!

ねたばれ?
1、本作は1967年に山田洋次監督、主演:倍賞千恵子&中山仁、父親:伴淳三郎、母親:中島玲子、備前屋:太宰久雄でリメイクされています。
2、原作に則った「マリウス」は何度も映画化されていて、最新では2013年に本国フランスで女流監督のディアーヌ・キュリスによって映画化されています。
で、フランスでは知らぬものの無い大衆劇ですので、フランス自国でも翻案作があって、
日差し煌く南仏:マルセイユの1930年代から→雪が舞うフランス北西部のイギリス海峡に突き出すコタンタン半島先端のシェルブールの1960年代に時代を移し、ミュージカル化したのが、御存知「シェルブールの雨傘」であります(高峰秀子とカトリーヌ・ドヌーヴを比べてみよう!)。

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