續青い山脈
作品レビュー(4件)
- pin********
3.0点
青い山脈の後編となります。 普通の続編ではなく、正編と続編であわせて1本の映画になります。 前編で起きた偽手紙事件が理事会において討論されるというのが、後編の中心となります。 前編では、沼田医師襲撃というような大きな事件がになっているにもかかわらず、解決はあまりに簡単です。 理事会の討論の末、学校側の思惑とは違い理事の大勢は島崎先生を支持します。 この理事会の多数決を持ってこの事件は解決となり、その後偽手紙を書いた女生徒が改心して物語はハッピーエンド。 やや強引な解決の仕方で、拍子抜け。 前編で見せていた、戦後も残る日本の封建制の打破という大義はどこかへ消えてしまったように思えます。 昭和20年代の地方の風景は貴重ですが、物語性は前編の期待を裏切るもので、大変残念です。 原節子さんの女優としての美しさは特筆ものだと思いますし、丸メガネの少女を若山セツ子さんがとても可愛らしく演じています。 ここで演じた可愛らしい女学生を見ていると、晩年の若山セツ子さんが一層悲しく思われます。
- rub********
4.0点
原節子さんを初めて見ました。 凛とした美しい人ですねぇ。 本当に美しいです! 池部良さんってイケメン! この二人を見るだけの価値あります。
- tot********
3.0点
前篇である「青い山脈」を観ていないと、お話が分からないと思います。 この後編は理事会での討論場面もあり痛快なところも多いです。 解決篇でもあるし、明るい雰囲気はこちらの作品のほうが上です・・・ が、お話が一本なのでこの作品を“正”“続”分けて評価すること自体に無理があります。配役では、小暮実千代がさっぱりと痛快でこの作品では一番好感が持てました。 当時20歳くらいの若山セツコは13~14歳かと思ってしまうほど小柄で可愛い。 池部良は落第高校生を演じるにはちょっと無理があります。 評価は2作合わせての点。
- いやよセブン
4.0点
偽・恋文事件に関し理事会が開かれ、先生と生徒のどちらが正しいか激論をユーモラスに描く。 そして島崎先生へのプロポーズ。 原節子の凛々しさ漂う先生ぶりは魅力たっぷり。 このあと青春映画の定番となり、1957年司葉子、雪村いづみ、1963年吉永小百合、浜田光男、1975年三浦友和、片平なぎさ、1988年舘ひろし、工藤夕貴で映画化されている。
スタッフ・キャスト
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