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わたしの名は情婦 (1949)

監督
森一生
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3.33 / 評価:3件

マスコミの専横は今も昔も…

  • bakeneko さん
  • 2017年11月21日 7時42分
  • 閲覧数 111
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

婚約者が強盗だった為にマスコミの恰好の餌食となった女性が辿る運命を、戦争直後混乱している世相の中に映し出してゆく“社会+人間ドラマ”の佳作で、現在の文春砲の出自となる戦後のカストリ雑誌の出歯亀報道と、興味本位&無責任な人間の好奇心と優越感を華燭無く描き出してゆきます。

「地獄の英雄」、「醜聞(スキャンダル)」、「危険な英雄」などに連なるマスコミ横暴映画で、犯罪者の情婦としてマスコミに書きたてられた女性:水戸光子が職を終われ世間から後ろ指を指されて追いつめられてゆく、彼女を記事にした記者:二本柳寛は責任を感じてあれこれ世話を焼くが世間の偏見と無責任な好奇心は止まず…という、戦後4年目の作品ですが現在でもそのまま通じる物語となっていて、記者達も興味本位の報道が下品であることがわかっていますし、彼女を庇って記者たちを日雇い労働者がぶん殴るなど…寧ろ世間の人々の視線は当時のほうがまだ良識と暖かさがあります。
名脚本家にしてスターウォーズのヨーダのモデル:依田義賢のリアルな人間造形が光る作品で、何と言っても記者の叔母:沢村貞子の“悪意の無い干渉”が圧迫的な迫害となる作劇は見事に人間性の暗黒面を活写していますよ!

ねたばれ?
琵琶湖の養殖事業は戦前からの歴史があり、鮎や琵琶湖にしかいない淡水魚:ホンモロコなどの魚類のほかにも、琵琶湖固有のイケチョウガイを母貝とする琵琶湖真珠があります(真珠の形成に“核”を植えつけないので形が多様であり、色も真っ白ではなくて微かにピンクやベージュなのが特徴です)。

詳細評価

物語
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音楽

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