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野良犬 (1949)

監督
黒澤明
  • みたいムービー 36
  • みたログ 583

4.05 / 評価:222件

あの時代の空気が伝わってくる映画

  • sn71August さん
  • 2010年9月12日 1時25分
  • 閲覧数 589
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

戦後間もないころの雰囲気が伝わってくる映画だ。後になって時代考証をして作られたものとはまた違う迫力がある。とにかく暑そうだ。クーラーのない時代は濃いいう風に暑かったのだろうと、汗臭さまでが伝わってきそうだ。
三船敏郎演じる村上は、オーラがあってものすごくかっこいい。くよくよと悩んで思いつめたかと思うと、後先を考えずに行動するという、今もよく映画やドラマに登場する典型的な若者である。
上司がみんなまっとうで誠実な人ばかりだ。こういう人に育てられたらよいだろうなと思える。そして志村喬の佐藤刑事がよい味を出している。時代が変わったという会話も面白かった。あの頃は、若い世代のほうに軍隊経験があったのだ。
淡路恵子が演じるハルミの「世の中が悪いのだから悪いことをした者勝ちだ」と言い放つシーンは滑稽でさえあるが、戦後の混乱した時代の雰囲気をよく伝えていると思う。
最後の逮捕シーンは現在のサスペンスドラマにも通じるようなご都合主義だがそれもまた面白い。プロ野球の試合シーンなどもあり、この時代を知る資料としても貴重だと思う。

ただ、音声が非常に聞き取りづらい。このような古い映画に、日本語字幕を付けるということはできないのだろうか。かつてリアルタイムでこの映画を見たのだという義母は、今回はほとんど台詞が聞き取れなくてかなり辛そうだった。このような映画に懐かしさを感じる世代にとっては特に、あの音声の聞き取りはかなり困難なはずである

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