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小原庄助さん (1949)

監督
清水宏
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5.00 / 評価:11件

清算と自由

  • 文字読み さん
  • 2010年11月12日 23時28分
  • 閲覧数 503
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

1949年。清水宏監督。裕福な家に生まれながら酒飲みで人の相談を断りきれない男(大河内伝次郎)が、「小原庄助」そのままに生きてだんだん没落していく様子を描く。借金してまで人助けをして自分も酒を飲んで遊びまわっている男が、実は旧家の家柄をすっかりこそげ落として自由になりたかったのだというのがあとでわかる。ラストで、別れたはずの妻が戻ってきて二人でどこともなく歩いて去っていく姿はすばらしい。名作。

もちろん大河内伝次郎は何を言っているのかよくわからないわけですが、頼まれごとをしたり借金をしたりすればいずれどこかで「清算」せねばならず、先延ばしにしたその「清算」が最後にやってくるという話です。そしてそれは単に苦しいばかりではない。先延ばしにする過程もひょうひょうとしていて面白いし、面白いだけでなく美しい場面もある。特に雨のなかで傘をさす伝次郎。よくできている。

借金を清算し、家柄も清算し、つまりこれまでの「小原庄助」に託して生きてきた人生をすっかり変えていこうというラストは感動します。

詳細評価

物語
配役
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