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人生選手 (1949)

監督
田中重雄
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3.33 / 評価:3件

まだ打撃用ヘルメットが無かった頃…

  • bakeneko さん
  • 2017年10月18日 15時21分
  • 閲覧数 72
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

「銀座二十四帖」、「東京の孤独」などの原作者:井上友一郎の小説の映画化作品で、
1950年代の初頭の日本球界を代表する選手&監督である―川上哲治(30歳)、西沢道夫(29歳)、千葉茂(31歳)、清水秀雄(32歳)、近藤貞雄(35歳)、池田豊(57歳)らがゲスト出演していることでも有名な野球人生映画で、大学野球からプロ野球に進んだ親友同士の投手:堀雄二と野手:小林桂樹のデビュー年の葛藤と成長を当時の世相と風俗をふんだんに盛り込みつつ見せてゆきます。

北信中学時代にバッテリーを組み、全国大会優勝を飾った堀雄二と小林桂樹は大学ではライバル校に進学したが共に花形選手として注目を集めていた。しかし、プロへの就職が決まる寸前の試合のクロスプレイで投手である堀は小林によって指を痛められてしまう。
努力の末に怪我を克服して再起した堀と順風満帆のプロデビューを果たしていた小林の間には溝が出来、直接勝負の際のビーンボールや、先輩選手:藤田進へのデッドボールを責められた堀は懊悩する。一方で小林も勝負に血道を上げるプロの世界には馴染めず…という、野球界に入ったばかりの青年の逡巡と成長を描いてゆく野球=人生映画であります。

今とあまり変わっていない大学野球からプロ野球への進路&野球人気と対照的に、野球の装備や打撃スタイルなどはかなり違っていて、アメリカナイズが進んだ今日かと比べるとずいぶんシンプルでやぼったいところがありますし、ヘルメットを含めた防具の類は殆ど着用してなかったことも映し出されています。
また、対照的な家柄:理髪店の息子と旧家のお坊ちゃんという社会階層の差も現在では消失していますが、当時はまだまだ田舎では身分的な差異であったことも示されますし、
劇中の会話からこの年(1950年)になって漸く、日本の年齢の数え方が数え年から満年齢に厳格に制定されたこともわかります。
主演の2人も本当に投打を自分でこなして頑張っていますが、何といっても引退寸前の豪放磊落の名選手を貫禄で演じる藤田進が魅力的ですし、小林の妹役の月岡千秋も綺麗ですよ!

ねたばれ?
壁に円を書いて正確に投げ込む練習は“巨人の星”の元ネタかな?(後の川上監督も出演しているるし…)

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