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カルメン故郷に帰る (1951)

監督
木下恵介
  • みたいムービー 7
  • みたログ 251

3.63 / 評価:83件

いまだに理解されていない傑作

  • pos******** さん
  • 2006年11月21日 23時50分
  • 役立ち度 9
    • 総合評価
    • ★★★★★

 「カルメン故郷に帰る」は続編である「カルメン純情す」と一緒に見られるべき作品であり、一緒に見なければ理解できない作品である。この作品は東京でストリッパーをしているカルメンと友人のマヤ朱実の天真爛漫さを描いたコメディーと見なされているが、この映画の本当のテーマは‘芸術’である。「カルメン故郷に帰る」では芸術と称してカルメンはマヤ朱実とストリップ公演を行い、「カルメン純情す」でカルメンは芸術家を気取った男に翻弄される。物語だけを追っていけばただのコメディーではあるが、この2作品を続けてみると驚かされる。撮影方法が対照的なのだ。「カルメン故郷に帰る」はカラーで安定した構図で撮られているのに対して、「カルメン純情す」は白黒で構図は無意味というくらい崩して撮られているのだ。言い換えるならば、前者は古典的に作られ、後者は前衛的に作られているのだ。「カルメン純情す」のラストのナレーションは明らかにカルメン=芸術ではないのか? 松竹ヌーベル・ヴァーグは木下監督の存在なくしてありえなかったのではないのかとさえ思える。だからこれら2作品は一枚のDVDに納められるべきだったのだが、同じDVDボックスにさえ納められていないのは理解に苦しむ。いいのか、このままで?

詳細評価

物語
配役
演出
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音楽

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