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カルメン故郷に帰る (1951)

監督
木下恵介
  • みたいムービー 9
  • みたログ 250

3.63 / 評価:82件

ストリッパーが分校の先生になる?

  • 百兵映 さん
  • 2013年12月28日 18時36分
  • 閲覧数 811
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

 小豆島の大石先生が東京に出てストリッパーになった(転業?)。男先生が北軽井沢の校長先生になった(栄転?)……か、のようにイメージしたのは早合点で、実際には本作の方が先で、『二十四の瞳』が製作された3年後のことだった。ええっ、ホントか。

 当時の人々はよくこの流れを受け入れたものだと感心する。許容力があるということか。映画公開順にいえば、ストリッパーが3年後に分教場の“おなご先生”になり、校長先生が分教場の“おとこ先生”になる(降格?)訳だ。木下監督はよくもまぁこういうキャスティングをするものだ。

 本邦初の完全自立カラー映画という。色調はかなり不安定、音質も不安定。意欲的ではあるが、今見れば試作品でしかない。全編にシューベルトの名曲が流れるが、他の“芸術”音楽との違和感だけが耳に障る。

 それでも、いい映画だ。終戦直後の社会の混乱、そこでは映画製作・興行も含めて、人々の生活基盤も生活規範も混乱していた。この映画の絵や音のように揺れていた。

 描かれている子どもたちと学校の様子は、『二十四…』より『カルメン…』の方に真実味がある。私の幼・少年期ときれいに重なるからだ。ああだった、そうだった、と、グッと来るものがある。ただし、私の町には(もちろん学校にも)ストリッパーの訪問はなかった

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