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若い娘たち

bakeneko

5.0

ネタバレ若い娘って目茶苦茶言うなあ~

石坂洋次郎の原作の最初の映画化作品で、杉葉子、若山セツ子、島崎雪子の三人娘が織りなす恋&婚活をコミカルに描いた“青春&恋愛喜劇”の佳作であります。 医学校の学生を下宿させて娘と結び付けようとする母親と、それに反発する娘達&学生を周りの人々の反応と共に明るくユーモラスに描いた幸福感あふれる喜劇で、主演の3人娘の花ざかりの綺麗さと、男性陣=池辺良&伊豆肇の硬めのぎこちない反応は微苦笑を誘いますし、勝気妻にたじたじの河村惣吉は流石の名演で爆笑させてくれます。 “同居下宿”というシステムはもう過去のものかもしれませんが、“見知らぬ者同士が家族的なつきあいと温かみを共有していく幸福感は捨てがたいものがあったな~”と思わせる作品で、若山セツ子の可愛らしさに男性観客はノックアウトされる映画でもあります。 1950年代の風俗文化も懐かしい―長閑なラブコメ=婚活喜劇で、三人娘のガーリートークは今の娘さんと変わらぬ溌剌とした明るさで輝いています。 ねたばれ? 本作の7年後のリメイクが岡本喜八の初監督作「若い娘たち」(1958)で、雪村いづみ、野口ふみえ、水野久美がよりスピーディな恋のスクランブルを繰り広げます(時代はロカビリー&怪獣映画世代へと移り―有名な婚活宇宙人(ミステリアン)のハリボテも出てきます♡)。

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